出会い系や恋愛を長く経験していると、何年たっても妙に記憶に残っている言葉がある。
私にもそんな一言がある。
以前、知り合った障害のある女性とかなり親しく話していたときのことだ。
恋愛や男女関係について話している流れで、彼女が突然こんなことを言った。
「あれの時に障害者はエロいのよ」
正確な前後の会話までは、今では細かく覚えていない。
しかし、この一言だけは妙に記憶に残っている。
かなりストレートな言い方だったからだ。
今回は、その言葉を聞いたときに感じたことを振り返ってみたい。
最初に思ったのは「ずいぶん大胆なことを言うな」
その女性とは普通に会話をしていた。
だから突然そんな言葉が出てきたときは、かなり驚いた。
私は一瞬、
「そこまで言うんだ」
と思った。
男女の会話では、ある程度親しくなると恋愛だけでなく、かなりプライベートな話題が出ることもある。
それでも、この発言はインパクトが強かった。
しかも本人が障害のある女性だった。
誰かが障害者について外から勝手に語っているのではない。
本人が自分自身も含めるような言い方をしていた。
だから余計に印象に残ったのだと思う。
ただし「障害者はエロい」と一般化はできない
今になって考えると、一番大事なのはここだと思う。
その女性がそう言ったからといって、
「障害のある人は性的に積極的だ」
という話にはならない。
それはあくまで一人の女性が口にした言葉だ。
障害のある人にも、当然いろいろな人がいる。
恋愛に積極的な人。
慎重な人。
性的な話を普通にする人。
そういう話題を好まない人。
これは障害のない人でも同じだろう。
一人の経験や発言から、大きな集団全体の特徴を決めることはできない。
当時の私はそこまで深く考えなかったが、今振り返ると、この区別はかなり重要だと思う。
出会い系では相手を属性で見てしまうことがある
出会い系を利用していると、プロフィールにはさまざまな情報が並ぶ。
年齢。
住んでいる地域。
仕事。
結婚歴。
趣味。
場合によっては病気や障害について書いている人もいる。
そうすると、知らないうちに相手を「属性」で判断してしまうことがある。
50代だからこういう人。
バツイチだからこういう人。
障害があるからこういう人。
しかし実際にやり取りすると、その予想がまったく当たらないことも珍しくない。
今回の女性もそうだった。
私の中にあった漠然としたイメージとは違い、かなり率直に自分のことを話す人だった。
それが印象的だった。
性的な話をすることと、その人の人格は別
恋愛関係では、性的な話題が出ることもある。
そのとき注意したいのが、
「こういう話をする女性だからこういう性格だ」
と簡単に決めつけないことだ。
大胆なことを言ったから、いつでも積極的とは限らない。
性的な冗談を言ったから、実際の関係でも同じとは限らない。
会話の中で言えることと、現実に望んでいることは別の場合もある。
これは男女どちらにも言える。
出会い系では特に、メッセージだけが先行することがある。
文章なら大胆になれる。
電話なら言える。
でも実際に会ったら慎重になる。
そんなことも普通にあると思う。
「本人が言った」という事実以上には広げない
今回の記事を書くとき、私は一つ気をつけたいと思った。
彼女の発言を面白おかしく一般化しないことだ。
確かに、
「あれの時に障害者はエロいのよ」
という言葉は強烈だった。
記事タイトルにもできるほど印象に残っている。
しかし、それはあくまでその女性の言葉だ。
私が確認できるのはそこまでである。
なぜ彼女がそう思っていたのか。
過去にどんな経験があったのか。
冗談だったのか。
本気でそう考えていたのか。
そこまでは分からない。
分からないものを勝手に補って物語にしてしまうと、本人が実際に言ったことから離れてしまう。
体験談を書くなら、ここは区別しておきたい。
出会い系では予想外の一言が記憶に残る
私はこれまで、女性とのやり取りの中でいろいろな言葉を聞いてきた。
その全部を覚えているわけではない。
普通の会話なら忘れてしまう。
しかし、ときどき何年たっても残っている言葉がある。
今回の一言もその一つだ。
おそらく、自分がまったく予想していなかった言葉だったからだろう。
人間の記憶は不思議なもので、長時間の会話そのものは忘れているのに、一つの短い言葉だけ残っていることがある。
出会い系の体験談を書いていると、こういう記憶が突然戻ってくる。
障害があっても恋愛や男女関係は普通にある
今回の経験から改めて思うのは、障害があることと恋愛感情を持つことは別だという、ごく当たり前のことだ。
誰かを好きになる。
付き合いたいと思う。
親密になりたいと思う。
自分の魅力を分かってほしいと思う。
そうした気持ちを、障害の有無だけで特別扱いする必要はないだろう。
逆に、
「障害があるから恋愛には消極的だろう」
と勝手に考えるのも違う。
一人ひとり違う。
結局そこに戻ってくる。
相手の言葉より「同意」を見る
出会い系で親密な話になったときに特に重要なのは、過去の発言だけで相手の意思を決めつけないことだと思う。
以前に大胆なことを言っていた。
性的な話題で盛り上がった。
だから次も大丈夫。
そう考えるのは危ない。
人の気持ちは変わる。
その日の気分もある。
関係性も変化する。
以前何を言っていたとしても、その時点で相手が何を望んでいるかを確認する必要がある。
これは障害の有無とは関係ない。
出会い系で誰かと会うときにも同じだ。
今振り返ると「その人らしい一言」だったのかもしれない
時間がたった今でも、その女性の一言を覚えている。
ただ、今は「障害者はどうなのか」という方向には考えない。
むしろ、
「あの女性は、かなり率直に自分の考えを言う人だったな」
という記憶として残っている。
一人の女性が言った言葉。
それ以上でも、それ以下でもない。
出会い系を続けていると、本当にいろいろな人と出会う。
こちらが想像していなかった価値観を持っている人もいる。
驚くようなことを言う人もいる。
そして、その一言が何年も記憶に残ることもある。
「あれの時に障害者はエロいのよ」
私にとっては、まさにそんな一言だった。
ただし、この言葉から分かるのは「障害者とはこういう人だ」ということではない。
分かるのは、
人は属性だけでは分からない
ということなのだと思う。
出会い系で相手を見るときも、年齢や仕事、障害の有無といったプロフィールだけで人物像を作らない。
実際に話して、その人自身を見る。
昔の体験を振り返ったとき、私はそんなことを改めて感じた。


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