出会い系サイトやマッチングアプリを使っていると、ときどき考えることがある。
「出会い系サイトとは、どのくらいの距離感で付き合うのがいいのだろう?」
登録したばかりのころは楽しい。
プロフィールを見る。
気になる相手を探す。
メッセージを送る。
返信が来ればうれしい。
そこから会う約束につながることもある。
一方で、返信が来ない日もある。
突然やり取りが終わることもある。
期待していた相手と会えないこともある。
長く利用していれば、楽しいことだけではない。
だからこそ今回は、特定のサービスの攻略方法ではなく、もう少し大きな視点から「出会い系サイトとの関わり方」について考えてみたい。
出会い系サイトは「出会うための入口」
まず忘れたくないのは、出会い系サイトそのものが恋愛ではないということだ。
プロフィールを作る。
検索する。
「いいね」を送る。
メッセージを交換する。
これらはすべて、相手と知り合うための入口にすぎない。
本当に重要なのはその先だ。
実際に話してみる。
お互いに安心できる相手か確認する。
会いたいと思えば、安全な場所で会ってみる。
一緒に食事をする。
相性がよければ二回目のデートへ進む。
つまり、サイト内でどれだけ反応を集めたかだけが成功ではない。
たった一人でも、
「この人と知り合えてよかった」
と思える相手が見つかれば、それも十分な成果だと思う。
毎日やらなければいけないものではない
出会い系サイトを始めると、毎日チェックしたくなることがある。
新しい人はいないか。
返信は来ていないか。
足あとが増えていないか。
気になるのは自然なことだ。
しかし、生活の中心になるほど使う必要はない。
仕事が忙しい日は見ない。
疲れている日は休む。
気が向いたときにプロフィールを見る。
それくらいでもいい。
「今日も相手を探さなければ」
と義務のようになった瞬間、出会い探しが仕事のようになってしまう。
楽しいはずのものが疲れる原因になるなら、一度距離を置く選択肢もある。
返信が来ないことを自分の評価にしない
出会い系サイトで避けにくいのが「返信が来ない」という経験だ。
一生懸命文章を考えて送った。
しかし返事がない。
これは普通にある。
そんなとき、
「自分には魅力がないのでは?」
と思ってしまうこともある。
しかし、返信がない理由は分からない。
相手が忙しいのかもしれない。
すでに別の人とやり取りしているかもしれない。
アプリを開かなくなった可能性もある。
単純に相性が合わなかっただけかもしれない。
返信一つを、自分自身の価値と結びつける必要はない。
これは長く利用するときほど重要な距離感だと思う。
「会えた人数」だけを追いかけない
出会い系サイトでは数字が目につきやすい。
何人から反応された。
何人とメッセージした。
何人と会った。
こうした数字は分かりやすい。
しかし、人数だけを増やすことが目的になってしまうと、本来の出会いから離れてしまう場合もある。
10人と会って全員と疲れて終わるより、一人と楽しい時間を過ごせたほうが自分には価値があるかもしれない。
目的は人によって違う。
恋人が欲しい人。
結婚相手を探している人。
まずは食事へ行ける相手を探したい人。
大切なのは、他人の数字ではなく、自分が何を求めているのかだ。
うまくいかないときはプロフィールを見直す
一方で、
「全部相手次第だから何もしなくていい」
というわけでもない。
反応がほとんどない状態が長く続くなら、自分で改善できる部分を確認してみる価値はある。
プロフィール写真は自然か。
自己紹介文は読みやすいか。
相手が答えやすいメッセージになっているか。
条件を狭くしすぎていないか。
最初から距離を縮めすぎていないか。
少し変えるだけで結果が変わることもある。
ただし、一度に全部変更する必要はない。
試して、反応を見て、また修正する。
それくらいでいいと思う。
サイトごとの特徴を理解する
すべての出会い系サイトやマッチングアプリが同じではない。
利用者の年代。
目的。
料金体系。
プロフィールの作り方。
相手の探し方。
それぞれ違う。
あるサービスでうまくいかなかったからといって、ネットの出会いそのものが向いていないとは限らない。
自分の年代や目的とサービスの利用者層が合っていない可能性もある。
恋人を探したいのか。
結婚を意識しているのか。
まずは人と会って話してみたいのか。
目的を整理すると、サービスも選びやすくなる。
お金は最初に上限を決める
有料サービスを利用する場合、料金との付き合い方も重要だ。
「もう少し使えば会えるかもしれない」
と考え続けると、予定以上にお金を使う可能性がある。
そのため、
「今月はここまで」
と先に予算を決めておくほうがいい。
結果が出なければ、一度止める。
別のサービスと比較する。
プロフィールを改善してから再開する。
課金を続けることだけが改善策ではない。
出会い探しも生活の一部なのだから、無理のない金額で使うことが基本だと思う。
会うときは「安心」を優先する
ネットで知り合った相手と初めて会う場合、楽しさと同じくらい大切なのが安全だ。
最初は人目のある場所を選ぶ。
相手の言動に違和感があれば無理をしない。
金銭を要求されたり、投資や副業など不自然な話を持ちかけられたりしたら慎重になる。
個人情報を必要以上に急いで渡さない。
そして、
「ちょっと嫌だな」
と思ったら断っていい。
会う約束をしたからといって、最後まで付き合う義務はない。
相手にも同じことが言える。
お互いに安心できる距離を守ることが、その後の楽しい出会いにもつながる。
断られることも出会いの一部
気になる人に断られる。
メッセージが途切れる。
一度会ったけれど二回目につながらない。
これは残念だ。
しかし、出会い系サイトを使う以上、ある程度は避けられない。
自分にも、
「この人とは少し違うかな」
と思うことがある。
相手にも同じ自由がある。
断られたことを勝ち負けにしない。
相性が違っただけと考えて次へ進む。
これができるようになると、かなり利用しやすくなると思う。
疲れたら休むのも立派な使い方
これは意外と重要だ。
出会い系サイトには「休む」という使い方もある。
返信を考えるのが面倒になった。
プロフィールを見るのに疲れた。
結果が出なくてイライラする。
そんな状態なら、無理に続ける必要はない。
数日でもいい。
数週間でもいい。
いったん離れて普通の生活をする。
仕事をする。
散歩する。
好きなものを食べる。
趣味を楽しむ。
そして、
「また誰かと話してみようかな」
と思ったら戻ればいい。
出会い系サイト以外の生活を大切にする
私が一番大切だと思うのはここだ。
出会い系サイトは便利だ。
普段なら知り合えなかった人と接点を作れる。
しかし、人生全部が出会い探しになる必要はない。
仕事。
友人。
趣味。
一人で過ごす時間。
食事。
旅行。
勉強。
こうした時間があって、その中の一つとしてネットの出会いがある。
そのくらいの位置づけがちょうどいいのではないかと思う。
自分の生活が充実していれば、誰かと会ったときにも話題が増える。
結果的に出会いにもプラスになる可能性がある。
まとめ|出会い系サイトとは「近すぎず、遠すぎず」
出会い系サイトとの関わり方に唯一の正解はない。
毎日使いたい人もいる。
週末だけ見る人もいる。
恋人ができたらやめる人もいる。
しばらく休んでから再開する人もいる。
ただ、一つ言えるのは、
出会い系サイトは人生を豊かにするための「手段」であって、人生そのものではない
ということだ。
返信が来れば楽しむ。
来なければ必要以上に落ち込まない。
会いたい相手がいれば、焦らずやり取りする。
会うなら安全を優先する。
うまくいかなければ改善する。
疲れたら休む。
そして良い人に出会えたら、その縁を大切にする。
出会い系サイトとのちょうどいい距離は、人によって違う。
だからこそ、自分が疲れず、無理をせず、それでも新しい出会いを楽しめる場所を探していけばいい。
「出会わなければ」と追いかけ続けるより、「いい人がいたらうれしい」くらいの余白を残す。
長く出会い系サイトと付き合うなら、そんな関わり方も悪くないと思う。


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