出会い系サイトを長く利用していると、後から振り返って不思議に思うことがある。
その一つが「待ち合わせ場所」だ。
出会い系サイトそのものはインターネット上にある。
プロフィールを見る。
メッセージを送る。
返信が来る。
何度かやり取りする。
そして、お互いに会ってみようとなれば、ネット上だけだった関係が現実の世界へ移る。
その境目にあるのが、
「待ち合わせ場所」
なのだと思う。
自分の経験を振り返っていると、駅やコンビニなどと並んで思い浮かぶのが「ロータリー」だった。
そこでふと思った。
出会い系サイトとロータリーには、何か関係性があるのだろうか?
もちろん、出会い系サイトとロータリーに直接的な関係があるわけではない。
しかし、出会い系サイトで知り合った二人が初めて会う場所として考えてみると、意外なほど相性がいいように思える。
今回は、自分の経験を振り返りながら考えてみたい。
出会い系サイトは最後には「現実の場所」が必要になる
出会い系サイトを利用している間は、基本的にスマートフォンやパソコンの中で話が進んでいく。
しかし、実際に会うとなれば話は別だ。
「どこで会う?」
という問題が必ず出てくる。
これは意外と重要だ。
お互い初めて会う。
住所は知らない。
相手の生活圏も詳しく知らない。
どんな車に乗っているかも分からない。
そんな二人が確実に合流しなければならない。
だから、
誰でも分かりやすい場所
が必要になる。
そこで駅が候補になる。
そして車での移動が多い地域では、その駅にあるロータリーが待ち合わせ場所として便利になる。
ロータリーは「ネットと現実の境目」だったのかもしれない
少し大げさに言えば、ロータリーは出会い系サイトの世界と現実世界の境目になることがある。
それまでは画面の中の相手だった。
プロフィール写真を見る。
文章を読む。
メッセージを交換する。
しかしロータリーへ行けば、そこに本物の相手が現れる。
「着きました」
「どこにいます?」
「ロータリーにいます」
そんなメッセージを送り合う。
そして数分後、
「あ、この人かな?」
となる。
ここからネット上の相手ではなく、実際に会った人になる。
そう考えると、ロータリーは単なる交通施設なのに、自分の出会いの記憶と結びついていても不思議ではない。
車社会ではロータリーが使いやすい
地方で出会い系サイトを使う場合、車の存在はかなり大きい。
東京のように電車だけで移動できる場所とは少し事情が違う。
男性が車で来る。
女性が電車で来る。
あるいはその逆。
二人とも車ということもある。
こうした状況では、
駅前ロータリーは電車と車の接点になる。
「駅まで迎えに行く」
という話になれば、自然とロータリーが候補になる。
駅の名前さえ分かれば目的地を設定しやすい。
相手にも説明しやすい。
出会い系サイトのために作られた場所ではないのに、結果として待ち合わせに便利なのだ。
「○○駅のロータリー」で話が通じやすい
初対面の相手との待ち合わせでは、場所の説明が複雑だと困る。
「○○交差点を曲がって、その先の建物の裏」
などと言われても、土地勘がなければ分からない。
しかし、
「○○駅のロータリー」
なら比較的理解しやすい。
大きな駅なら、
「東口」
「西口」
「南口」
など、もう少し指定すればいい。
初めて会う相手だからこそ、
説明が短くて済む場所
は便利だ。
出会い系サイトとロータリーが結びつきやすい理由の一つは、ここにあるのかもしれない。
車そのものを目印にできる
ロータリーで待ち合わせる場合、車が目印になることもある。
「白い車です」
「黒い軽自動車です」
「ロータリーの端にいます」
と伝えられる。
出会い系サイトではプロフィール写真を交換していても、実際に会うと印象が違うことがある。
写真が古い場合もある。
顔写真を載せていない人もいる。
そういう状況では、
人を探すより車を探したほうが簡単なこともある。
これもロータリーならではの特徴だと思う。
自宅を教えなくてもいい
初めて会う相手に、自宅住所を伝える必要はない。
これは出会い系サイトでは特に重要だと思う。
「家まで迎えに来て」
では、自分がどこに住んでいるのか相手に知られてしまう。
しかし、
「○○駅で」
なら住所を伝える必要がない。
女性側から見ても男性側から見ても同じだ。
まだ相手がどんな人なのか分からない段階なら、
公共の場所で会う
という選択は合理的だと思う。
その意味でも駅や駅前ロータリーは使いやすい。
人目があることも重要
初対面なら、安全面も考えたい。
人通りのない場所より、駅前のような人目のある場所で最初に会うほうが安心しやすい。
ロータリーには、
送迎する人。
タクシー。
バス。
駅を利用する人。
通行人。
などがいることが多い。
少なくとも、最初から完全に閉ざされた空間で二人になるわけではない。
出会い系サイトで初めて会うなら、
まず公共の場所で顔を合わせる
という意味でもロータリーには利点がある。
ロータリーはデート場所ではない
ここが面白いところだ。
ロータリー自体でデートするわけではない。
ロータリーで食事をするわけでもない。
基本的には、
会う。
確認する。
移動する。
それだけだ。
滞在時間は数分かもしれない。
しかし出会い系サイトの場合、その数分がかなり重要になる。
画面の中で何日もメッセージを交換してきた相手と、初めて現実で顔を合わせる。
その場所がロータリーになる。
つまりロータリーは、
デート場所ではなく「出会いの入口」
として機能しているのだと思う。
前橋駅での記憶ともつながる
自分の場合、出会い系を利用していた頃を振り返ると、前橋駅で待ち合わせした記憶が何度かある。
当時は深く考えていなかった。
単純に、
「前橋駅なら分かりやすい」
くらいだったのだと思う。
しかし今になって考えると、駅周辺で待ち合わせすることには理由があった。
電車で来られる。
車でも行ける。
場所を説明しやすい。
会った後に別の場所へ移動できる。
こういう条件が重なっていた。
だから結果として、出会い系サイトの記憶と駅やロータリーの記憶が一緒に残っているのかもしれない。
待っている時間も出会い系の一部だった
ロータリーで待っている時間も独特だった。
「本当に来るかな?」
と思う。
メッセージを確認する。
周囲を見る。
車が来るたびに、
「あれかな?」
と思う。
相手から、
「もうすぐ着きます」
と連絡が来る。
出会い系サイトを使った経験がある人なら、こういう待ち合わせ直前の緊張を経験したことがあるかもしれない。
今考えると、その時間も含めて出会いだった。
サイトの中だけが出会い系ではない。
メッセージを終えて家を出る。
待ち合わせ場所へ向かう。
相手を待つ。
初めて顔を見る。
そこまで全部つながっている。
ただしロータリーの長時間駐車には注意
便利だからといって、ロータリーを駐車場代わりに使っていいわけではない。
駅によって構造や交通ルールは違う。
バス専用。
タクシー専用。
一般車の乗降場所。
それぞれ分けられている場合もある。
相手が遅れて長時間待つことになりそうなら、近隣の適切な駐車場を利用したほうがいい場合もある。
周囲の交通を妨げないことは当然だ。
出会い系の待ち合わせであっても、現地のルールを守ることが前提になる。
初対面ならそのまま車に乗る必要もない
ロータリーで待ち合わせたからといって、そのまま相手の車に乗らなければならないわけではない。
初対面で不安なら、
駅前で会う。
少し話す。
近くのカフェへ行く。
という方法でもいい。
実際に会ってみないと分からないことはある。
プロフィールやメッセージの印象と、現実の印象が違うこともある。
だから、初対面では人目のある場所で会い、自分が安心できる方法を選ぶことが大切だと思う。
出会い系サイトとロータリーに直接の関係はない
結局、
「出会い系サイトとロータリーは関係ある?」
と聞かれれば、
直接的な関係はない。
これが答えだと思う。
ロータリーは交通のための場所であり、出会い系サイトとは別物だ。
しかし、
「出会い系サイトで知り合った男女が初めて会う」
という場面を加えると、関係が生まれる。
分かりやすい。
車で行きやすい。
電車でも行ける。
公共の場所。
合流しやすい。
自宅を教えなくていい。
会った後に移動しやすい。
こうした条件が、出会い系サイトの待ち合わせと相性がいいのだと思う。
まとめ|ロータリーも出会い系の記憶の一部になる
出会い系サイトというと、サイトそのものに注目しがちだ。
どんなプロフィールを書いたか。
どんなメッセージを送ったか。
何人とやり取りしたか。
実際に会えたか。
もちろん、それらも重要だ。
しかし長く利用してから振り返ると、意外な場所が記憶に残っている。
駅前。
コンビニの駐車場。
ファミレス。
そしてロータリー。
出会い系サイトとロータリーに直接的な関係はない。
それでも自分にとってロータリーは、
インターネット上の出会いが現実の出会いへ変わる場所の一つ
だったのかもしれない。
「着いたよ」
というメッセージを送る。
周囲を見渡す。
それらしい車を探す。
そして初めて相手と顔を合わせる。
何気ない駅前ロータリーでも、その瞬間だけは特別な場所になる。
今になって振り返ってみると、ロータリーもまた、自分が出会い系サイトを利用してきた記録の一部だったのだと思う。


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