マッチングアプリで知り合った相手との関係というと、デートをしたり、食事へ行ったり、恋愛の話をしたりするイメージが強い。
自分もタップルを利用していたときは、基本的には女性との出会いを目的にしていた。
そんな中、タップルで知り合い、その後彼女になった女性から、あるときこんな相談を受けた。
「仕事、どっちを選んだらいいと思う?」
内容は仕事の選択についてだった。
恋愛の相談ではない。
デートの予定でもない。
彼女自身のこれからの生活に関係する話だった。
今振り返ると、この相談をされたこと自体が印象に残っている。
マッチングアプリで始まった関係が、いつの間にか「人生の選択について意見を聞く相手」にまで変化していたからだ。
今回は、タップルで知り合った彼女から仕事選びの相談を受けたときのことを、出会い系・マッチングアプリの体験記として振り返ってみたい。
最初はもちろん普通のマッチングだった
彼女との始まりも、特別なものではなかった。
タップル上で相手を知り、やり取りを始めた。
マッチングアプリでは、最初はお互いのことをほとんど知らない。
プロフィールに書かれている情報。
写真。
趣味。
短い自己紹介。
そこから相手を想像するしかない。
メッセージを続けていくうちに、少しずつ相手の雰囲気が分かってくる。
それでも、アプリの中にいる段階ではまだ「画面の向こうの人」という感覚がある。
実際に会って話すようになると、それが変わっていった。
マッチングアプリの関係が現実の関係になっていく
実際に会う。
話す。
また会う。
連絡を取り合う。
そうした時間が積み重なると、「タップルで知り合った女性」という意識は徐々に薄くなった。
いつまでも、
「マッチングアプリの人」
ではない。
普通に知り合った相手と同じように、その人自身を見るようになる。
そして彼女との関係も続き、付き合うようになった。
アプリはあくまで入口だったのだと思う。
あるとき仕事について相談された
付き合っている中で、彼女から仕事について相談された。
仕事に関して選択肢があり、どちらを選ぶか迷っているという話だった。
具体的な条件よりも、自分の記憶に強く残っているのは、
「自分に相談してきた」
ということだ。
仕事をどうするかは、生活に直接影響する。
収入も変わるかもしれない。
働く時間も変わるかもしれない。
人間関係や将来にも関係する。
簡単に決められる話ではない。
そんなことについて、
「どう思う?」
と意見を求められた。
少しうれしかった。
頼られたように感じた
恋人から相談を受ければ、それ自体は珍しいことではないのかもしれない。
ただ、自分にとっては意味があった。
もともとの出会いはタップルだ。
少し前まで、お互い存在すら知らなかった。
もしタップルを利用していなければ、知り合うこともなかった可能性が高い。
その女性が、自分の仕事について相談している。
そう考えると不思議だった。
少なくとも彼女の中で、
「この人の意見を少し聞いてみよう」
と思ってもらえたのだろう。
それだけでも、ある程度の信頼はあったのではないかと思う。
ただし、相手の人生を決めることはできない
仕事の相談をされたときに難しいのは、
「こっちにしなよ」
と簡単に決めていいのかということだ。
相談されると、答えを出してあげたくなる。
しかし実際にその職場で働くのは彼女だ。
自分ではない。
こちらから見れば条件が良さそうでも、本人には合わないかもしれない。
給料だけでは決められない。
通勤時間。
勤務時間。
休日。
仕事内容。
職場の人間関係。
将来性。
本人が何を重視するのか。
仕事選びにはいろいろな要素がある。
だから「自分ならどうするか」と「彼女がどうするべきか」は分けて考える必要がある。
相談では答えより整理が大切なのかもしれない
今なら、仕事の選択について相談されたら、いきなり結論を言うより条件を整理すると思う。
例えば、
「給料はどちらがいい?」
「仕事内容はどっちが好き?」
「通勤は?」
「休みは?」
「長く続けたいと思えるのは?」
そんな質問をする。
本人が何を重視しているのかが見えてくれば、自然と答えに近づくこともある。
相談相手の役割は、必ずしも正解を教えることではない。
相手の頭の中にあるものを一緒に整理する。
それだけでも意味がある。
「相談される関係」になったことが印象深い
自分がこの出来事を覚えているのは、彼女がどちらの仕事を選んだかだけが理由ではない。
それ以上に、
タップルで始まった出会いが、仕事について相談される関係にまでなったこと
が印象的だった。
マッチングアプリを使っていると、どうしても数字を見てしまう。
何人とマッチした。
何通返信が来た。
何人と会えた。
何人と付き合えた。
確かに、それも一つの結果だ。
しかし実際の人間関係は数字では測れない。
一人の女性から大切な相談をされる。
そういう出来事のほうが、後になって強く記憶に残ることもある。
出会えればそれで成功ではない
マッチングアプリでは「会えたかどうか」が注目されやすい。
自分も利用しているときは、
「会えるかな」
と考えていた。
でも、実際に女性と付き合った経験を振り返ると、会うことはスタートにすぎなかった。
初デートが成功しても、その後連絡が続かないことはある。
何度も会えても付き合わないこともある。
付き合っても短期間で終わることもある。
反対に、アプリでは何気なく始まったやり取りが、長い関係につながることもある。
だから、
マッチング=成功
でも、
初デート=成功
でもないと思う。
その先にどんな関係を作れるかは、アプリを離れてからの二人次第だ。
恋人だからこそ口を出しすぎない
仕事の相談は、恋人という立場だからこそ難しい部分もある。
例えば、
「こっちの仕事のほうが会いやすい」
という理由で選択を誘導してしまう。
これは本人の仕事選びとは別の話になってしまう。
恋人としては会える時間が多いほうがうれしい。
しかし仕事をする本人にとって、それが最優先とは限らない。
本人の人生だからだ。
相談されたからといって、自分の都合のいい方向へ持っていくべきではない。
これは当時より今のほうが強く感じる。
相手の話を最後まで聞くこと
仕事の話に限らず、恋人から相談されたときに重要なのは、まず話を聞くことなのだと思う。
相手が答えを求めているとは限らない。
ただ聞いてほしい場合もある。
「大変だったね」
と言ってほしいだけのときもある。
一緒に考えてほしいときもある。
具体的な意見を求めている場合もある。
その違いを理解せず、すぐに自分の考えを話し始めると、かえって相手を疲れさせてしまう可能性がある。
これは恋愛でも仕事でも同じなのかもしれない。
マッチングアプリは入口にすぎない
タップルで彼女と知り合った。
これは事実だ。
しかし、付き合った後までずっと「タップルの彼女」だったわけではない。
普通の恋人同士と同じように、日常の話をする。
仕事の話をする。
悩みを聞く。
相談される。
意見が違うこともある。
そうした現実の関係になっていった。
マッチングアプリは人間関係を自動的に作ってくれるものではない。
出会うきっかけを作ってくれるものなのだと思う。
そこから先は、お互いのコミュニケーションになる。
仕事相談をされたことから分かった信頼
もちろん、
「仕事の相談をされた=絶対に深く愛されていた」
とまで断定することはできない。
人によって相談する基準は違う。
誰にでも相談する人もいる。
自分で答えをほぼ決めたうえで、確認として聞く人もいる。
だから相談されたという一つの出来事だけから、相手の気持ちを決めつけるべきではない。
ただ、自分としてはうれしかった。
自分の意見を聞く価値があると思ってくれた。
少なくとも、その瞬間には話を聞いてほしい相手の一人だった。
そのくらいに考えるのが自然だと思う。
アプリの評価は「何人会えたか」だけではない
出会い系・マッチングアプリの口コミを書くと、
「本当に会える?」
「彼女はできる?」
という話になりやすい。
もちろん重要だ。
しかし自分が実際の経験から感じるのは、会えた人数だけではアプリの価値は語れないということだ。
一人の女性と出会う。
何度も話す。
付き合う。
そして人生の選択について相談される。
そこまで関係が続けば、単なる「1マッチ」ではない。
アプリ上では一件のマッチングだったとしても、現実では一人の人間との関係だ。
今振り返って思うこと
彼女から仕事選びの相談をされたとき、自分はどこまで役に立てただろう。
もっと話を聞けばよかったかもしれない。
もっと条件を整理してあげればよかったかもしれない。
逆に、余計なことを言っていた可能性もある。
昔の出来事を振り返ると、そんなことも考える。
ただ、一つだけ確かなのは、その相談をされたことを今でも覚えているということだ。
何気ない出来事なら、忘れていたはずだ。
それだけ自分にとっては印象的だった。
まとめ|タップルで始まった出会いが日常の相談相手になった
タップルで知り合った女性。
最初はアプリ上の一人だった。
メッセージをする。
実際に会う。
付き合う。
そして、ある日仕事について相談される。
文章にすると短い。
しかし、その間には人間関係の変化がある。
画面の向こう側にいた知らない人が、いつの間にか自分に人生の選択について話している。
マッチングアプリの面白さは、こういうところにもあるのかもしれない。
必ず恋人ができるわけではない。
マッチした相手と必ず会えるわけでもない。
付き合っても必ず長続きするわけではない。
それでも、一つのマッチングが現実の人間関係へ変わることはある。
自分の場合、その一つがタップルで知り合った彼女だった。
そして、
「仕事、どっちを選んだらいいと思う?」
と相談されたことは、今でも記憶に残っている。
マッチングアプリで得たものを「何人と会えたか」だけで数えるなら、この出来事は数字には表れない。
でも自分にとっては、こういう何気ない相談こそ、
「アプリの中だけではなく、本当に彼女との関係があった」
と感じられる思い出の一つなのである。


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