はじめに
2010年代は、日本でマッチングアプリが急速に普及し始めた時代でした。
その中でも知名度を大きく伸ばしたサービスの一つがPairsです。
現在では「恋活・婚活アプリ」として広く知られていますが、サービス開始当初から現在までを比べると、利用者層やアプリの雰囲気、出会い方には少しずつ変化が見られます。
この記事では、2010年代のPairsにはどのような特徴があったのか、当時の利用者の口コミや一般的な傾向を振り返りながら紹介します。
真面目な出会いを求める人が多かった
2010年代前半は、スマートフォンの普及とともにマッチングアプリの利用者が増え始めた時期でした。
当時のPairsは、「結婚も視野に入れた恋人探し」というイメージが比較的強く、プロフィールを丁寧に作成する人が多い印象でした。
自己紹介文をしっかり書き、趣味や休日の過ごし方、仕事について詳しく記載する利用者も少なくありませんでした。
そのため、プロフィールを読んで相手を知ろうとする文化が現在よりも色濃く残っていました。
コミュニティ機能が特徴だった
Pairsの特徴として、多くの人が挙げるのがコミュニティ機能です。
映画、旅行、カフェ巡り、スポーツ、読書など、自分の趣味や価値観に合ったコミュニティへ参加することで、共通点のある相手を探しやすい仕組みでした。
共通の趣味があることは、最初のメッセージのきっかけにもなり、自然な会話につながるケースも多くありました。
この仕組みは、現在でもPairsを代表する機能の一つとなっています。
マッチング後はメッセージが中心
当時は現在ほどビデオ通話や多機能なコミュニケーション手段は一般的ではありませんでした。
そのため、マッチング後はテキストメッセージを重ねながら、お互いを知るという流れが基本でした。
何日かやり取りを続けてから連絡先を交換し、食事などの約束をする人が多かったといわれています。
一方で、返信のペースや会話の相性が合わず、自然にやり取りが終わるケースも少なくありませんでした。
利用者が増えるにつれて変化も
2010年代後半になると、Pairsの知名度はさらに高まり、幅広い年代が利用するようになりました。
20代だけでなく、30代や40代の利用者も増え、恋活だけでなく婚活目的で登録する人も多くなりました。
利用者が増えたことで出会いのチャンスは広がりましたが、その一方で「相手選びに時間がかかる」「マッチングしても続かない」といった声も聞かれるようになりました。
プロフィール写真の重要性
2010年代のPairsでも、プロフィール写真は非常に重要でした。
ただし、現在ほど加工アプリが一般的ではなく、自然な写真を掲載する人が多かった印象があります。
笑顔の写真や旅行先で撮影した写真、趣味を楽しんでいる様子など、人物像が伝わる写真が好まれる傾向がありました。
写真だけで判断するのではなく、プロフィール全体を見て判断する利用者も多かったことが、当時の特徴の一つだったと考えられます。
焦らず関係を築く雰囲気
当時のPairsは、現在と比べると比較的ゆっくりと関係を築こうとする利用者が多い印象でした。
何度かメッセージを重ね、お互いの価値観を知ってから実際に会う流れが一般的でした。
もちろん個人差はありますが、「まず相手を知る」という姿勢を大切にする利用者が多かったことは、2010年代のPairsを語るうえで欠かせないポイントといえるでしょう。
利用者が増えたことで競争も高まった
Pairsの会員数が増えるにつれ、出会いのチャンスは確実に広がりました。
その一方で、「いいね」を送る相手が増え、人気会員には多くのアプローチが集中するようになりました。
そのため、プロフィール写真や自己紹介文を工夫することが、以前にも増して重要になりました。
プロフィールを充実させている人ほどマッチングしやすいという傾向は、2010年代後半には広く知られるようになっていました。
真面目な利用者が多いという印象
当時の口コミでは、「恋人を探したい」「結婚を見据えた交際をしたい」という目的で利用している人が多いという声が目立ちました。
もちろん利用目的は人それぞれでしたが、プロフィールに結婚観や子どもについての考え方、休日の過ごし方などを記載している人も多く、相手との相性を重視する文化がありました。
この点は、気軽な出会いを目的とするサービスとは異なる特徴だったといえます。
メッセージのやり取りが鍵だった
マッチングしたからといって、必ず会えるわけではありません。
当時も現在も、最初のメッセージの印象は非常に重要です。
あいさつだけで終わるのではなく、相手のプロフィールに触れながら会話を広げることで、やり取りが続きやすくなる傾向がありました。
逆に、一方的な質問ばかりだったり、返信を急かしたりすると、自然と会話が終わってしまうことも少なくありませんでした。
2010年代と現在の違い
現在のPairsは、会員数や機能がさらに充実しています。
AIによるおすすめ表示や各種認証機能など、サービス全体が進化し、安全性や利便性も向上しています。
一方で、利用者が増えたことから、相手を探す選択肢も多くなり、マッチング後の関係づくりには以前と変わらず丁寧なコミュニケーションが求められます。
どの時代でも、「プロフィールを丁寧に作る」「誠実にやり取りをする」という基本は変わっていません。
Pairsが向いている人
2010年代のPairsは、次のような人に向いているサービスという評価が多く見られました。
- 真剣な恋人探しをしたい人
- 結婚を視野に入れて交際したい人
- 共通の趣味や価値観を重視したい人
- メッセージを通じてゆっくり関係を築きたい人
一方で、すぐに会いたい人や短期間で結果を求める人とは、やや相性が分かれる場合もありました。
利用するうえで気を付けたいこと
マッチングアプリは便利なサービスですが、相手のプロフィールだけですべてを判断することはできません。
実際に会う場合は、人通りの多い場所を選ぶ、昼間に会う、信頼できる相手かどうかを見極めるなど、基本的な安全対策を意識することが大切です。
また、個人情報を急いで伝えたり、金銭に関する話題が出た場合には慎重に対応しましょう。
まとめ
2010年代のPairsは、日本におけるマッチングアプリ文化を広げた代表的なサービスの一つでした。
真面目な恋愛や婚活を目的とした利用者が多く、プロフィールやメッセージを通じて相手を知るという文化が根付いていました。
現在は機能や利用者層がさらに広がり、サービスも大きく進化していますが、誠実なプロフィール作成や相手を尊重したコミュニケーションが大切である点は、今も昔も変わりません。
これからPairsを利用する人も、2010年代から利用していた人も、時代による違いを理解しながら、自分に合った使い方を見つけることが、良い出会いにつながる第一歩になるでしょう。


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