今だから言えることがある。
40代のころ、夜中になると出会い系サイトに没頭してしまった時期があった。
仕事が終わる。
夕食を食べる。
お風呂に入る。
一日が終わり、自分だけの時間になる。
その時間になると、自然とスマートフォンを手に取っていた。
そして、出会い系サイトを開いていた。
夜は人恋しくなる
昼間は仕事で忙しい。
やることも多い。
しかし夜になると静かになる。
部屋には自分しかいない。
テレビを見ても、何となく物足りない。
そんな時間に誰かとメッセージをやり取りできることは、当時の私にとって大きな楽しみだった。
プロフィールを見る時間
新しく登録した人はいないだろうか。
どんな人がいるのだろうか。
プロフィールを読むだけでも面白かった。
趣味。
仕事。
休日の過ごし方。
自己紹介文。
同じように見えて、一人ひとり違う。
その違いを読むことが、夜の楽しみになっていた。
メッセージが届くとうれしかった
通知が届く。
「返信が来た。」
それだけで少し気分が上がる。
長い文章ではなくてもいい。
「こんばんは。」
「今日は仕事でした。」
そんな短いやり取りでも、人とつながっている感覚があった。
時間を忘れることもあった
気が付けば日付が変わっている。
「もうこんな時間か。」
そう思ったことは一度や二度ではない。
プロフィールを読んでいるうちに時間が過ぎる。
メッセージを書いているうちに時間が過ぎる。
夢中になると時間の流れは早い。
今思えば、それだけ当時は出会いを求めていたのだと思う。
会えるとは限らない
もちろん、すべてがうまくいくわけではなかった。
返信が来ないこともある。
途中でやり取りが終わることもある。
約束まで進まないこともある。
期待した分だけ残念に思う日もあった。
それでも翌日になると、またサイトを開いていた。
実際に会えた経験もあった
一方で、メッセージから実際に会えた人もいた。
食事へ行った。
ドライブへ出かけた。
カフェで話した。
そうした経験があったからこそ、「次もいい出会いがあるかもしれない」という期待につながっていた。
成功体験があると、人は前向きになれる。
没頭した理由
振り返ると、出会いだけが目的ではなかったのかもしれない。
誰かと話したい。
新しい人を知りたい。
仕事以外の時間を充実させたい。
そうした気持ちも大きかった。
出会い系サイトは、その時間を埋めてくれる存在でもあった。
今だから思うこと
今は当時ほど夜遅くまでサイトを見ることはない。
生活も変わった。
考え方も変わった。
しかし、あの頃の時間を無駄だったとは思わない。
人との出会い。
会話。
期待。
失敗。
そのすべてが経験になった。
夜更かしもほどほどが大切
一つだけ言えることがある。
夢中になるあまり睡眠時間を削ってしまうこともあった。
翌日の仕事に影響することもある。
だから今なら、「楽しむこと」と「生活リズム」のバランスが大切だと思う。
何事もほどほどが長く続けるコツなのだろう。
あの頃の自分へ
40代のころ、夜中になると出会い系サイトに没頭してしまった。
それは人との出会いを求めていた時間でもあり、新しい世界を知ろうとしていた時間でもあった。
今では少し懐かしい思い出である。
あの頃の自分がいたからこそ、出会いの難しさも楽しさも知ることができた。
そう考えると、夜中に夢中になっていた時間にも意味があったのだと思う。


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