出会い系サイトやマッチングアプリを使い始めると、意外と迷うことがある。
「コンドームって最初から持っておいたほうがいいのかな?」
という問題だ。
もちろん、出会い系サイトを使う目的は人によって違う。
恋人を探している人もいるし、食事に行ける相手を探している人もいる。まずはメッセージを楽しみたい人もいる。
そのため、
「出会い系サイトを使う=コンドームが絶対に必要」
という話ではない。
ただ、実際に異性と会う可能性があるなら、個人的には「使う予定がなくても準備しておく」という考え方はありだと思っている。
持っていることと「使うつもり」は別
まず大前提として、コンドームを持っているからといって、その日に性的な関係になるという意味ではない。
ここは分けて考えたほうがいい。
例えば折りたたみ傘をバッグに入れていても、
「今日は絶対に雨が降る」
と思っているわけではない。
必要になる可能性があるから準備しているだけだ。
コンドームについても、それに近い部分がある。
必要にならなければ使わない。
相手が望まなければ、もちろん何もしない。
自分がその気になれなければ断っていい。
ただ、双方が納得したうえで関係が進んだとき、何も準備していないよりは準備してあるほうが安全面ではいい。
「そのとき考えればいい」では遅い場合もある
出会い系サイトで実際に会ってみると、すべてが予定通りに進むわけではない。
最初は、
「今日はお茶だけ」
と思っていることもある。
昼間にカフェで会って、そのまま帰る予定だったということもあるだろう。
しかし、人と人との関係なので、その日の雰囲気によって予定が変わることもある。
ここで重要なのは、関係を進めることではない。
予定が変わったとしても、安全を後回しにしないことだ。
「準備していなかったから仕方ない」
という判断は避けたい。
避妊だけでなく、性感染症のリスクを減らすという意味でも、コンドームは重要なものだからだ。
一番大事なのは相手の同意
ただし、コンドームを持っていること以上に重要なことがある。
それが、
お互いの同意だ。
出会い系サイトで知り合ったからといって、相手が性的な関係を望んでいるとは限らない。
夜に会った。
お酒を飲んだ。
相手が家に来た。
ホテルの近くまで一緒に歩いた。
こうした状況だけで「同意している」と判断してはいけない。
途中までいい雰囲気だったとしても、相手は途中で気持ちを変えることができる。
もちろん自分自身も同じだ。
少しでも嫌だと思ったらやめる。
相手が迷っていたら進めない。
言葉や態度で意思を確認する。
これは出会い系サイトに限らず、人と付き合ううえで大切なことだと思う。
「持っているのを見せる」必要はない
では、初デートからコンドームを持っていくとして、それを相手に見せるべきなのか。
個人的には、わざわざ見せる必要はないと思う。
初対面で、
「ちゃんと持ってきたよ」
などとアピールすれば、相手によっては警戒する。
「最初からそれが目的だったの?」
と思われる可能性もある。
安全のために準備していることと、それを相手にアピールすることは別だ。
バッグなどに普通に入れておいて、必要にならなければ最後まで出さない。
それくらいでいい。
出会い系だからこそ慎重になる
出会い系サイトでは、最初は相手のことをほとんど知らない。
プロフィールに書かれている内容がすべて正しいとも限らない。
職業、年齢、独身かどうか。
メッセージだけでは確認できないことも多い。
だから、自分は一般的な出会い以上に慎重でいいと思っている。
初回は人の多い場所で会う。
いきなり自宅を教えない。
相手のペースに流されない。
違和感があれば帰る。
そして、もし双方の合意で性的な関係になるなら、安全対策をする。
この一連の考え方の中に、コンドームの準備も含まれる。
「相手が持っているだろう」は危ない
もう一つ避けたいのが、
「相手が準備しているだろう」
という考え方だ。
男性だから用意する、女性だから用意する、という問題でもない。
自分の安全に関係するものなら、自分でも準備しておく。
相手任せにしない。
これは男女どちらにも言えることだと思う。
実際に必要になったとき、
「持ってない」
「私も持ってない」
となったのであれば、その日はそこで止めるという選択肢がある。
そこで無理に進める必要はない。
保管方法にも少し注意したい
持ち歩く場合は、保管状態にも気をつけたい。
長期間財布の中に入れっぱなしにしたり、高温になる場所に放置したりするのは避けたほうがいい。
パッケージが傷んでいないか確認する。
使用期限も確認する。
正しい使用方法については製品の説明を確認する。
「持っているから安心」ではなく、適切な状態で準備しておくところまで含めて安全対策だと思う。
コンドームを持っている=遊び人ではない
若い頃なら、
「持ち歩いていたら遊び人みたいに思われないか」
と考えることもあるかもしれない。
しかし、今はむしろ逆に考えている。
使う可能性がある人が安全対策を準備しておくことは、恥ずかしいことではない。
問題なのは、持っていることではなく、相手の意思を無視することだ。
準備している。
でも、相手が嫌なら何もしない。
自分が嫌でも何もしない。
この二つは普通に両立する。
出会い系サイトを使うなら「安全セット」を考えてもいい
コンドームだけを特別なものとして考えなくてもいいと思う。
例えば出会い系サイトで初めて誰かに会う日は、
スマートフォン。
充電手段。
帰りの交通費。
身分証。
必要最低限の現金。
そして必要になる可能性があるならコンドーム。
こうしたものを「安全に帰ってくるための準備」として考える。
特に知らない人と会う場合は、恋愛より先に自分の安全を確保することが重要だ。
必需品かと聞かれたら
では、
「出会い系サイトをするならコンドームは必需品なのか?」
と聞かれたらどう答えるか。
自分なら、
「性的な関係になる可能性があるなら、持っておいたほうがいい。ただし、持っていることと使うことはまったく別」
と答える。
出会い系サイトを使ったからといって、誰かと関係を持つ必要はない。
何人と会っても食事だけで終わっていい。
途中で帰ってもいい。
相手に断られたら受け入れる。
自分が嫌なら自分も断る。
そのうえで、もし双方が納得して関係が進むことがあるなら、安全対策を準備しておく。
それくらいの考え方がちょうどいいと思う。
出会い系サイトでは、相手と会えるかどうかばかりに意識が向きやすい。
しかし、本当に重要なのは、
「会ったあとも安全に帰ってこられること」
ではないだろうか。
コンドームは、そのための準備の一つ。
使わなかったなら、それでいい。
必要になったときに「準備しておけばよかった」とならないために持っておく。
今の自分は、それくらいの距離感で考えている。


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