自宅アパートの電気を消した方が楽しいから消した私たち|出会い系口コミサイト

恋愛ログ

出会い系サイトで知り合った女性と付き合うようになり、僕の自宅アパートで一緒に過ごすことが増えたころの話です。

デートというと、外へ出かけるイメージがあります。

レストランへ行く。

映画を見る。

カフェで話す。

街を歩く。

付き合う前は、僕たちも「どこで会うか」をよく考えていました。

ところが恋人関係になると、毎回どこかへ出かける必要もなくなります。

自宅でテレビを見たり、くだらない話をしたりするだけの日もある。

そんな普通の夜のことでした。

二人で部屋にいるとき、

「電気、消した方が楽しくない?」

という話になりました。

それなら消してみよう。

本当にそれだけの理由で、部屋の照明を消しました。

今振り返ると何でもない出来事です。

でも、なぜかよく覚えています。

出会い系サイトから始まった二人

最初からこんな関係だったわけではありません。

出会いはインターネットでした。

プロフィールを見る。

メッセージを送る。

返信が来る。

また返す。

最初は相手がどんな人なのか、ほとんど分かりません。

写真と自己紹介文から想像するだけです。

出会い系サイトを利用していると、返信が一回来ただけでも嬉しい時期があります。

そこから何度もメッセージをして、少しずつ相手のことを知っていきました。

実際に会うようになり、関係が続き、やがて恋人として一緒に過ごすようになりました。

サイトのプロフィールを眺めていたころには、自分のアパートで二人でのんびりしている未来なんて想像していませんでした。

明るい部屋で過ごす普通の夜

その日も特別な予定はありませんでした。

自宅で二人。

部屋の照明をつけて、普通に過ごしていました。

テレビを見たり、スマホを触ったり、何となく話したりする。

一人暮らしの部屋なので、特別なものがあるわけでもありません。

いつものテーブル。

いつものテレビ。

いつものカーテン。

いつもの照明。

僕にとっては完全に日常の風景です。

恋人がそこにいることだけが違いました。

それでも長い時間一緒にいると、何をするでもなく過ごす時間が出てきます。

沈黙もあります。

「次は何をしよう」

と考えるような時間もあります。

そんな中で、部屋を暗くしてみることになりました。

スイッチ一つで雰囲気が変わった

照明のスイッチを押しました。

部屋が暗くなります。

すると、不思議なことに同じ部屋なのに雰囲気がかなり変わりました。

完全な暗闇ではありません。

カーテンの隙間から外の明かりが入っています。

家電の小さなランプも光っている。

外を車が通ると、窓から入る光が一瞬だけ動きます。

普段なら気にも留めない光です。

二人で、

「意外と明るいね」

と話しました。

自分が毎日暮らしているアパートなのに、少し違う場所へ来たような感覚になりました。

暗いと会話が変わる

一番面白かったのは、会話が変わったことです。

明るい部屋なら相手の表情がよく見えます。

笑っている。

考えている。

少し困っている。

そういう反応を見ながら話します。

ところが暗いと、相手の顔がはっきり見えません。

それなのに、むしろ話しやすく感じることがありました。

昔のこと。

仕事のこと。

最初に会ったころのこと。

どうでもいい思い出。

普段なら少し恥ずかしくて話さないようなことも、暗いと自然に話せます。

相手の顔が見えないことが、悪いことばかりではないと知りました。

何もしなくても楽しかった

恋人と一緒にいるなら、何か特別なことをしなければならない。

以前の僕には、少しそんな感覚がありました。

せっかく会ったのだから、どこかへ行く。

何か食べる。

何かを見る。

もちろん、それも楽しい。

でも、この夜は違いました。

電気を消した。

ただそれだけです。

料金はかかりません。

予約もいりません。

移動時間もありません。

それでも二人で笑っていました。

「暗いね」

「見えないね」

そんなことだけでも面白い。

一人で電気を消しても、単に暗い部屋になるだけです。

でも二人だと、それ自体がちょっとした遊びになりました。

スマホの画面がものすごく明るい

途中でスマホを見ました。

すると、画面がものすごく明るく感じます。

普段は気にならない明るさです。

暗い部屋では、スマホを持った人の顔まで照らされます。

「それ、明るすぎるよ」

と言われました。

二人で笑いました。

それからスマホを伏せました。

今考えると、これも良かったのかもしれません。

普段は会話が止まるとスマホを触ってしまいます。

ニュースを見る。

SNSを見る。

何か検索する。

通知を確認する。

相手が目の前にいるのに、別の世界を見ています。

でも、その夜はスマホを置きました。

すると、目の前の相手と話すしかありません。

いや、話さなくてもいい。

ただ一緒にいる。

その時間が意外と心地よかったのです。

出会い系で知り合ったことが不思議に感じた

暗い部屋で話しているうちに、出会ったころを思い出しました。

最初はサイトの中に表示されている一人の女性でした。

こちらも相手から見れば、たくさんいる男性ユーザーの一人だったはずです。

プロフィールだけでは、実際の声も分かりません。

話し方も分からない。

一緒にいて楽しいかも分からない。

そんな二人がメッセージを始めました。

そして実際に会うようになった。

今は同じ部屋にいる。

それを考えると不思議でした。

出会い系サイトというと「会えるか、会えないか」ばかりが注目されます。

でも本当に誰かと関係が続けば、その先には普通の日常があります。

出会えた後のほうが長い

出会い系サイトを利用しているときは、どうしても「会うこと」が目標になります。

返信が欲しい。

連絡先を交換したい。

デートしたい。

相手に気に入ってもらいたい。

でも実際に恋人になれば、その先の時間のほうが長くなります。

毎回ドラマのような出来事が起こるわけではありません。

むしろ何も起こらない日のほうが多い。

一緒にコンビニへ行く。

夕飯を食べる。

テレビを見る。

疲れて寝る。

部屋の電気を消して話す。

そういう普通の時間になります。

僕は、その普通の時間も出会い系サイトを使った結果の一つだと思っています。

自宅へ行くことを急ぐ必要はない

ただし、ここは大切です。

出会い系サイトで知り合ったからといって、すぐに相手の自宅へ行ったり、自宅へ誘ったりする必要はありません。

初対面なら、まず人目のある場所で会うほうが安心です。

カフェ。

レストラン。

駅周辺。

昼間の人通りがある場所。

何度か会い、お互いが安心できる関係になってから自宅で過ごすという順番でも遅くありません。

相手が嫌がっているのに個室へ誘うのは当然避けるべきです。

今回の話も、二人の間に関係ができてからの日常です。

「出会い系で会ったら部屋へ行こう」という話ではありません。

電気を消すのも二人が納得してこそ

照明を消すことも同じです。

暗い場所が苦手な人もいます。

不安になる人もいるでしょう。

だから片方が嫌なら、消さなければいい。

僕たちの場合は、

「消した方が面白そう」

と二人とも思った。

だから楽しかった。

結局、重要なのは照明ではありません。

二人とも同じことを楽しめる状態だったことです。

これは恋愛全体にも言える気がします。

お金を使わない夜も思い出になる

デートにはお金がかかることがあります。

交通費。

食事代。

映画代。

入場料。

旅行ならさらに大きな金額になります。

でも、すべての思い出にお金が必要なわけではありません。

僕が今でも覚えているのは、高級な場所だけではありません。

むしろ、

一緒に歩いた。

くだらないことで笑った。

部屋で話した。

そんな場面だったりします。

この夜もそうでした。

電気を消しただけ。

それでも記憶に残りました。

「出会えた」の先にあった普通の夜

出会い系口コミを書くなら、

「何人と会えた」

「返信率はどうだった」

「料金はいくらだった」

といった情報は重要です。

これから利用する人にとって参考になります。

でも、僕はそれだけでは出会い系の体験全部を表せないと思っています。

プロフィールを見つける。

メッセージをする。

初めて会う。

何度か会う。

付き合う。

そして普通の日常になる。

そこまで続いて初めて分かることもあります。

僕の場合、その一つが自宅アパートで過ごした夜でした。

電気を消したら、いつもの部屋が少しだけ違って見えた。

スマホを置いたら、いつもより話した。

何も特別なことをしていないのに楽しかった。

出会い系サイトを使い始めたころ、僕が欲しかったのは「誰かと出会うこと」だったと思います。

でも実際に記憶に残ったのは、出会った後の何でもない時間でした。

自宅アパートの電気を消した方が楽しい。

そう思って二人でスイッチを切った。

たったそれだけの夜です。

それでも、僕にとっては出会い系サイトから始まった恋愛の中で、今でも覚えている小さな思い出の一つになっています。

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