「あなたのためなら、何をしてもいいよ」
恋人からそんな言葉を言われたら、どう感じるだろう。
嬉しい。
信頼されている。
愛されている。
そんな気持ちになる人もいると思う。
私も彼女との関係の中で、相手が自分を強く受け入れてくれているように感じたことがあった。
出会い系やマッチングサービスでは、最初は知らない者同士だ。
プロフィールを見る。
メッセージを送る。
返事が来る。
少しずつ会話が増える。
そして実際に会い、そこから恋人のような関係になることもある。
今回は、そんな関係の中で感じた「何をしてもいい」という言葉について考えてみたい。
※この記事は私個人の体験・考察をまとめたものです。特定のサービスを利用すれば同じ結果になることを保証するものではありません。
最初は単純に嬉しい言葉だった
好きな人から強い言葉で気持ちを伝えられれば、やはり嬉しい。
「自分はそれだけ信頼されているんだ」
と思う。
出会ったばかりのころには考えられなかった距離感だ。
最初はメッセージ一つ送るだけでも、
「返事が来るかな」
と気になっていた。
それが時間をかけて関係を作ることで、お互いに自然体でいられるようになる。
そういう変化を経験すると、出会いというのは不思議なものだと思う。
しかし同時に、私は一つ重要なことにも気づいた。
「何をしてもいい」という言葉を、そのまま文字通り受け取ってはいけない。
恋人でも「何でもOK」にはならない
恋人同士だから何でも許される。
付き合っているから相手の気持ちを確認しなくてもいい。
そんなことはない。
むしろ距離が近くなったからこそ、相手への配慮が必要になる。
昨日は大丈夫だったことでも、今日は嫌かもしれない。
そのときの体調や気分によっても変わる。
人間の気持ちは固定されたものではないからだ。
だから「何をしてもいいよ」と言われても、
本当に相手が今それを望んでいるのか
を見る必要がある。
言葉一つですべての同意が永久に成立するわけではない。
これは恋人関係を長く続けるうえで、かなり大事なことだと思った。
信頼されているからこそ慎重になる
最初は逆に考えていた。
信頼されているなら自由になれる。
しかし今は、
信頼されているからこそ、その信頼を壊さないようにする
ことが重要だと思っている。
相手がこちらに安心している。
だから本音を話してくれる。
弱いところも見せてくれる。
それなら、その安心感を利用してはいけない。
自分がしたいことだけを優先するのではなく、
「彼女はどう感じているだろう」
と考える。
嫌そうならやめる。
迷っているなら待つ。
はっきり断られたら当然そこで終わり。
非常に単純なことだ。
「嫌なら言って」だけでも足りないことがある
以前なら、
「嫌だったら言って」
と聞けば十分だと思っていたかもしれない。
でも人によっては、好きな相手に嫌と言いにくいこともある。
関係を悪くしたくない。
嫌われたくない。
相手をがっかりさせたくない。
そんな気持ちから、本当は乗り気ではなくても合わせてしまう可能性がある。
だから言葉だけではなく、表情や態度も見る。
そして迷っているように感じたら、
「今日はやめておこう」
という判断ができる方がいい。
恋人関係は一日で終わるものではない。
今日できなかったからといって何かを失うわけではない。
出会い系では距離感が急に縮まることもある
出会い系やマッチングサービスでは、普通の生活では知り合わなかった人と短期間で距離が縮まることがある。
昨日まで知らなかった。
数日メッセージした。
そして会うことになった。
そんな展開もあり得る。
だからこそ、
距離が縮まる速度と信頼関係の深さは別物
だと思っておいた方がいい。
メッセージが盛り上がったから、相手のすべてを理解したわけではない。
一度会ったから、恋人と同じ距離感になったわけでもない。
逆に、時間をかけて何度も会い、お互いを理解して初めてできることもある。
私はこの違いを意識するようになった。
「何をしてもいい」より嬉しい言葉
考えてみると、
「何をしてもいい」
よりも嬉しい状態がある。
それは、
「この人なら嫌なことはしない」
と思ってもらえることだ。
何でも許してもらえる関係を作るのではない。
相手が安心して「嫌」と言える関係を作る。
こちらも嫌なことは嫌と言える。
その方がずっと健全だと思う。
好きだから我慢する。
好きだから全部受け入れる。
最初は美しい関係に見えるかもしれない。
しかし、それが続けばどちらかが疲れてしまう可能性がある。
恋人でも別々の人間なのだから、境界線があるのは当然だ。
会えたことより関係を続ける方が難しい
出会い系を使っていると、
「会えた」
というところがゴールになりやすい。
何人と会えた。
恋人ができた。
デートできた。
もちろん、それも大きな出来事だ。
しかし実際に恋人関係になってみると、そこから先の方が長い。
相手を尊重する。
連絡頻度を合わせる。
会う時間を作る。
ケンカをすることもある。
仲直りする。
距離感を考える。
そういう積み重ねで関係が続いていく。
出会い系は出会う場所を作ってくれることはあっても、その後の関係まで自動的に作ってくれるわけではない。
愛情と所有は違う
彼女から強い愛情を感じると、
「この人は自分のものだ」
という感覚になってしまう人もいるかもしれない。
しかし、私はそこを混同しない方がいいと思う。
恋人は所有物ではない。
付き合っていても相手には相手の生活がある。
友人がいる。
仕事がある。
一人になりたい時間もある。
そして自分で決める権利がある。
だから、
「俺のためなら何でもしてくれる」
ことを愛情の証明にする必要はない。
むしろ、
「嫌なら嫌と言っていいよ」
と言える方が安心できる関係なのではないか。
出会い系で知り合ったからこそ思うこと
最初は画面の向こうにいた人だった。
プロフィールと短い文章しか分からない。
それがメッセージを重ね、実際に会い、少しずつ相手の性格を知っていく。
そう考えると不思議だ。
出会い方がオンラインだったとしても、関係が始まった後は普通の人間関係になる。
相手には感情がある。
自分にも感情がある。
だからこそ、アプリ上の攻略テクニックだけでは解決できないことが出てくる。
まとめ|「何でもいい」より「嫌と言える関係」
彼女から、
「あなたのためなら何をしてもいい」
というくらい強い気持ちを感じられたら、嬉しいと思う。
私もそう感じる。
でも、その言葉を免許証のように使うのは違う。
相手の気持ちはその都度変わる。
昨日の「いい」が今日も「いい」とは限らない。
恋人だから確認しなくていいのではなく、恋人だからこそ相手を尊重する。
そして最終的に大切なのは、
何でも許される関係ではなく、何でも話せる関係
なのだと思う。
「嫌なら嫌と言える」
「今日はやめたいと言える」
「それは好きと言える」
そんな関係の方が長く続く。
出会い系で誰かと会えたことも嬉しい。
恋人になれたことも嬉しい。
でも、その先にある信頼関係を作れたとき、初めて「いい出会いだった」と言えるのではないか。
私は彼女との関係を通して、そんなことを感じた。


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