彼女は私より一つ年下だった。
年齢が近いからなのか、話していて極端な世代差を感じることはなかった。
昔の話。
仕事の話。
これからどう過ごしていきたいか。
そんなことを自然に話せる関係だった。
そして彼女は、ときどき自分の考えをはっきり言ってくる。
その中でも印象に残っているのが、
「お互いに楽しく、有意義な時間を過ごしたい」
というような言葉だった。
最初に聞いたときは、少し真面目な表現だなと思った。
恋愛なら、
「一緒にいたい」
「会いたい」
「好き」
もっと感情的な言葉を想像する。
でも、付き合うことや人間関係について考えていくと、この言葉は意外と深いのではないかと思うようになった。
今回は、一つ年下の彼女との関係を通して感じた「二人の時間」について書いてみたい。
※この記事は個人的な恋愛経験・感想を記録したものです。特定の出会い系・マッチングサービスを利用すれば同じ結果になるという内容ではありません。
一つ年下という距離感
一歳差というのは、ほとんど同世代だ。
もちろん人によって人生経験は違う。
育った環境も違う。
仕事も違う。
恋愛経験も違う。
だから年齢が近ければ必ず価値観が合うわけではない。
それでも、共通して知っているものが多いのは話しやすかった。
昔流行したもの。
テレビ。
音楽。
社会の出来事。
年齢を重ねてから感じること。
そういう話をしていて、
「それ分かる」
となることがある。
恋愛関係では年齢差が話題になることも多いが、私の場合は一つ年下という距離感が自然だった。
彼女は自分の意見を言ってくる
彼女とのやり取りで感じたのは、自分の考えを持っている人だということだった。
こちらの話に全部、
「そうだね」
と合わせるわけではない。
自分はこう思う。
こうした方がいい。
こういう関係がいい。
そういう意見が出てくる。
恋人から意見を言われると、内容によっては、
「否定されたのかな」
と感じることもあるかもしれない。
しかし、考え方を変えると違って見える。
何も期待していない相手なら、わざわざ意見を言わないこともある。
これからも関係を続けたいから、
「私はこうしたい」
と伝えてくれている可能性もある。
「楽しい」だけではなかった
彼女の言葉で面白かったのが、
「楽しい時間」
だけではなく、
「有意義な時間」
という考え方だった。
楽しいだけなら分かりやすい。
美味しいものを食べる。
どこかへ出かける。
笑う。
話す。
それだけでも十分いい時間だ。
では「有意義」とは何なのだろう。
最初は少し考えた。
何か勉強しなければいけないのか。
将来につながることをしなければならないのか。
そんな大げさな意味ではないと思う。
二人で過ごした後に、
「今日会えてよかった」
と思える。
それだけでも十分有意義なのかもしれない。
デートの時間には限りがある
大人になると、いつでも会えるわけではない。
仕事がある。
予定がある。
疲れている日もある。
家のこともある。
若いころより自由な時間が増える人もいれば、逆に忙しくなる人もいる。
その中で時間を合わせて会う。
そう考えると、デートの数時間は意外と貴重だ。
片道一時間かけて会うなら、移動時間まで含めればかなりの時間を使う。
だから彼女が、
「お互いに楽しく有意義に」
と考えるのも分かる気がした。
相手の時間も自分の時間と同じくらい大切だ。
この感覚は、恋愛を続けるうえで重要なのだと思う。
「会えればいい」から変わっていく
出会い系を利用し始めたころは、
「実際に会えるか」
が大きな問題になる。
メッセージが来る。
返信する。
やり取りが続く。
LINEなどを交換する。
待ち合わせする。
そして本当に相手が来る。
ここまで進むだけでも嬉しい。
だから最初は、
会えた=成功
と感じやすい。
でも、一度会った後も関係が続くようになると基準が変わる。
会うだけではない。
会って何を話したか。
相手は楽しそうだったか。
自分も楽しかったか。
また会いたいと思えたか。
ここが重要になる。
自分だけが楽しくても意味がない
彼女の言葉には「お互いに」という部分があった。
ここが一番大切なのかもしれない。
自分が行きたい場所へ行く。
自分が食べたいものを食べる。
自分が話したいことだけ話す。
それで自分は満足する。
しかし相手が疲れていたら、それは二人にとって良い時間だったとは言いにくい。
逆も同じだ。
相手に全部合わせて、自分だけが我慢する。
それも長くは続かない。
二人ともそれなりに楽しい。
完璧ではなくても、その状態を作ることが大切なのだろう。
意見を言われることを悪く考えなくなった
私は彼女から何か言われると、
「そこまで言うのか」
と思うこともあった。
人間だから、全部を素直に受け入れられるわけではない。
でも後になって考える。
彼女は彼女なりに、
「もっといい関係にしたい」
と思って言っているのではないか。
もちろん、恋人だから相手の意見を全部聞く必要はない。
納得できないことなら、
「私はこう思う」
と言えばいい。
そのやり取り自体が関係を作っていく。
年齢が近くても考え方は違う
一つ年下。
ほぼ同世代。
それでも考え方は違う。
これは当たり前だった。
恋愛について。
お金について。
仕事について。
休日について。
連絡について。
同じ年齢だから同じ価値観になるわけではない。
むしろ、
違う部分をどう扱うか
の方が重要だと思う。
「違うから合わない」
ですぐ終わらせるのか。
「なぜそう思うの?」
と聞いてみるのか。
その違いは大きい。
何もしない時間も有意義かもしれない
有意義な時間と聞くと、何か特別なことをしなければならない気がする。
旅行。
高級レストラン。
イベント。
映画。
観光。
もちろん、そういうデートもいい。
でも二人の関係が長くなれば、毎回特別なことはできない。
近所を歩く。
コーヒーを飲む。
昼ご飯を食べる。
ベンチで話す。
家でゆっくりする。
それでも、
「今日楽しかったね」
と言えればいい。
有意義というのは、予定を詰め込むことではなく、
二人がその時間を無駄だったと思わないこと
なのかもしれない。
出会った後の方が恋愛は長い
出会い系口コミサイトでは、
「どのアプリなら会える?」
「何通目で誘う?」
「プロフィール写真はどうする?」
といった情報が多い。
もちろん重要だ。
出会えなければ始まらない。
しかし実際に恋人ができると、出会うまでのテクニックだけでは対応できなくなる。
相手の考えを聞く。
自分の考えを伝える。
予定を合わせる。
お互いの時間を尊重する。
ときには意見がぶつかる。
それでも関係を続ける。
そこには「マッチ率アップ法」のような単純な正解はない。
一つ年下の彼女から学んだこと
彼女から、
「お互いに楽しく、有意義な時間を過ごしたい」
という考えを聞いて、私は改めて二人で会う意味を考えた。
会う回数を増やせばいいわけではない。
長時間一緒にいればいいわけでもない。
高い店へ行けばいいわけでもない。
大切なのは、
「また会いたい」と二人とも思える時間にすること。
これは単純だが、意外と難しい。
相手の気持ちだけを優先してもダメ。
自分の気持ちだけでもダメ。
「お互いに」という言葉が重要なのだと思う。
まとめ|恋人から意見を言われるのも悪くない
一つ年下の彼女。
年齢差はほとんどない。
それでも、考え方がすべて同じというわけではなかった。
彼女は自分の考えを持ち、私にも意見を言ってくる。
その一つが、
「お互いに楽しく、有意義な時間を過ごしたい」
というものだった。
最初は少し真面目な言葉だと思った。
でも今考えると、かなり大切なことを言っていた気がする。
恋愛は、
どちらか一人が楽しむためのものではない。
どちらか一人が我慢し続けるものでもない。
二人で会った後、
「今日も会えてよかった」
と思える。
それを積み重ねる。
出会い系で「会えた」という段階を越えた先には、そんな普通の人間関係が待っている。
そして、その普通の時間を大切にできることこそ、恋人関係を続けていくうえで一番価値があるのかもしれない。


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