「バス停まで迎えにきて」と彼女に言われた。これはどんな力関係?出会い系で感じた男女の距離感

女性心理

出会い系サイトで知り合った女性と何度か会うようになると、最初の頃とは関係が少しずつ変化していく。

初対面では、お互いに遠慮がある。

「どこで待ち合わせますか?」

「何時がいいですか?」

そんなふうに、一つひとつ確認しながら予定を決める。

ところが、関係が続いてくると会話も変わってくる。

以前、親しくなった女性からこんなことを言われた。

「バス停まで迎えにきて」

この一言が、なぜか今でも記憶に残っている。

単なる待ち合わせ場所の指定と言ってしまえば、それまでだ。

しかし私は、「これって二人の間では、どんな力関係なんだろう」と少し考えた。

「迎えにきて」は命令なのか

言葉だけを見ると、女性側が私に行動を求めている。

そのため、

「女性の方が立場が強いのでは?」

と考えることもできる。

しかし、人間関係はそれほど単純ではない。

同じ「迎えにきて」でも、言い方によって意味は大きく変わる。

強い口調で当然のように要求する場合もあれば、親しい相手だからこそ甘えるように頼む場合もある。

つまり、この一言だけで上下関係を決めることはできない。

重要なのは、その前後の関係である。

むしろ信頼されていた可能性

今振り返ると、私は「迎えに行く人」として認識されていたのかもしれない。

知らない男性に、

「ここまで迎えにきて」

とは簡単には言わないだろう。

ある程度安心している。

来てくれると思っている。

頼んでも嫌がられないと思っている。

そんな信頼があったからこそ、自然に出てきた言葉だった可能性もある。

そう考えると、「迎えにきて」は力関係だけでは説明できない。

甘えられる関係になっていた

恋愛では、距離が近くなるほど小さなお願いが増えることがある。

「これ持って」

「ちょっと待って」

「こっち来て」

「迎えにきて」

こうした言葉は、相手を支配したいから出てくるとは限らない。

むしろ、

「この人なら頼める」

という安心感から生まれることもある。

出会い系で知り合った関係でも、何度も会っていれば、最初の緊張感は少しずつ消えていく。

他人だった二人が、気軽にお願いできる関係へ変化していく。

その一つのサインだったのかもしれない。

ただし一方通行なら話は違う

ここで重要なのは、バランスだと思う。

彼女が私に「迎えにきて」と頼む。

私は迎えに行く。

別の日には、彼女が私の希望に合わせてくれる。

このようにお互いが少しずつ相手に合わせているなら、それほど問題はない。

しかし、いつも片方だけが動く関係なら話は違ってくる。

毎回迎えに行く。

毎回こちらがお店を決める。

毎回こちらがお金を出す。

毎回相手の都合に合わせる。

それが積み重なると、徐々に負担を感じる可能性がある。

恋愛の力関係は固定されていない

恋愛には「惚れた方が負け」という言葉もある。

しかし実際には、そんな単純なものではないと思う。

ある日は彼女が主導する。

別の日は私が決める。

彼女が甘える日もあれば、こちらが頼る日もある。

健全な関係なら、主導権は行ったり来たりするものではないだろうか。

ずっと50対50である必要もない。

今日は60対40。

明日は40対60。

長い目で見て、お互いが納得できていることの方が重要だと思う。

出会い系では小さな行動を見る

出会い系サイトでは、プロフィールやメッセージに注目しがちだ。

しかし、実際に会ってからは小さな行動に人柄が出る。

待ち合わせに遅れた時にどうするか。

店員への態度はどうか。

予定変更があった時にどう対応するか。

そして、相手に何かお願いする時にどんな言い方をするか。

「迎えにきて」という一言にも、その人の距離感が表れる。

私自身は嫌ではなかった

少なくとも当時の私は、バス停まで迎えに行くことを大きな負担とは感じていなかった。

むしろ、

「自分を待っている人がいる」

という感覚が少し嬉しかった。

目的地まで一人で向かうのではなく、途中から二人になる。

バス停で彼女を見つけて、そこから一緒に移動する。

それもデートの一部だった。

だから私は、「迎えに行かされている」というより、「迎えに行きたい」という気持ちに近かったのだと思う。

問題になるのは自分が嫌なのに続ける時

一番注意したいのは、自分では嫌だと思っているのに断れなくなることだ。

迎えに行くこと自体は小さなことかもしれない。

しかし、

「嫌われたくないから断れない」

という状態が続くと、関係は苦しくなる。

恋愛では、相手のために何かをしてあげたい気持ちは自然だ。

同時に、自分の気持ちも大切にする必要がある。

無理な日は、

「今日はここで待ち合わせよう」

と言える関係の方が長続きするのではないだろうか。

「力関係」より「関係の質」を見る

今になって思うのは、「どちらが上だったのか」を決める必要はなかったということだ。

彼女が「迎えにきて」と言った。

私が迎えに行った。

それだけなら、彼女が上で私が下ということにはならない。

むしろ見るべきなのは、その時の自分の感情だった。

嬉しかったのか。

負担だったのか。

当然のように扱われていると感じたのか。

頼られていると感じたのか。

同じ行動でも、感じ方によって関係の意味は変わる。

まとめ

「バス停まで迎えにきて」

出会い系で知り合った彼女から言われた、この何気ない一言。

一見すると、彼女が主導権を握っているようにも見える。

しかし、私は必ずしもそうだとは思わない。

そこには、甘え、安心感、信頼、親しさといった複数の感情が含まれていた可能性がある。

大切なのは、一回の行動で「どちらが上か」を決めないことだ。

お互いに頼れるか。

お互いに断れるか。

どちらか一方だけが我慢していないか。

そうした関係全体を見る方が重要だと思う。

私はバス停まで迎えに行った。

そして彼女と合流して、一緒に次の場所へ向かった。

今振り返れば、「迎えにきて」と自然に言えるくらい、最初に出会った頃より二人の距離が近くなっていた。

私にとって印象に残っているのは、誰が上で誰が下だったかではない。

「この人なら迎えに来てくれる」と思われるくらいの関係になっていたこと。

その小さな変化こそが、出会い系サイトから始まった二人の関係を振り返るうえで、一番興味深い部分だったのかもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました