出会い系やマッチングアプリを長く利用していると、さまざまな年代の女性と話す機会がある。
20代には20代の恋愛観がある。
30代、40代にもそれぞれ違った考え方がある。
そして50代になると、恋愛や男女関係に対する考え方もさらに多様になる。
以前、50代の女性と話していたとき、印象に残った言葉があった。
閉経していても、たまには男性と親密になりたいと思うことがある。
そんな趣旨の話だった。
私はその話を聞いて少し考えさせられた。
「閉経したら性的な気持ちもなくなる」
なんとなく、そんなイメージを持っている人もいるかもしれない。
しかし実際には、閉経と恋愛感情や性的欲求は同じものではない。
今回は出会い系で女性と接してきた経験を振り返りながら、50代女性の恋愛や親密さについて考えてみたい。
閉経=恋愛の終わりではない
まず当たり前のことだが、閉経したからといって女性ではなくなるわけではない。
恋愛感情が消えるわけでもない。
誰かに好かれたい。
好きな人と一緒にいたい。
手をつなぎたい。
抱きしめられたい。
性的な関係を持ちたい。
こうした気持ちは、生殖能力だけで決まるものではない。
私が話した女性の言葉を聞いて、そのことを改めて感じた。
性欲には大きな個人差がある
ただし、「50代女性はみんなこうだ」と考えるのも違う。
性欲には非常に大きな個人差がある。
年齢だけで決められるものではない。
50代でも性的な関心が強い人もいれば、ほとんど関心がない人もいる。
以前より増えたと感じる人もいるかもしれないし、逆に減ったと感じる人もいる。
だから「50代だから」「閉経したから」という理由だけで相手の気持ちを推測するのは難しい。
結局、その人自身を見る必要がある。
「たまに」という言葉が印象に残った
私が特に印象に残ったのは、「たまに」という感覚だった。
毎日ではない。
いつも求めているわけでもない。
しかし、ときどき誰かと親密になりたい。
この感覚は、年齢に関係なく理解できる気がする。
人間には、一人でいたい日もある。
誰かと話したい日もある。
そして、誰かのぬくもりを感じたい日もある。
気持ちは一定ではない。
だから恋愛や性的欲求も、単純に「ある・ない」の二択では説明できないのだと思う。
出会い系では年齢だけで判断できない
出会い系サイトを利用していると、プロフィールには年齢が表示される。
その数字だけを見ると、無意識に相手を分類してしまうことがある。
30代。
40代。
50代。
しかし、実際に話してみると同じ年代でも全然違う。
積極的な人。
慎重な人。
再婚を考えている人。
恋人だけ欲しい人。
友達から始めたい人。
結婚には興味がないけれど、パートナーは欲しい人。
親密な関係も含めて相手を探している人。
プロフィールの年齢だけでは分からない。
50代だからこその恋愛もある
若いころの恋愛では、結婚や子どもを強く意識することもある。
しかし年齢を重ねると、それとは違ったパートナーシップを望む人も出てくる。
毎日一緒にいなくてもいい。
たまに食事へ行く。
映画を見る。
旅行する。
話をする。
そして、お互いが望むなら親密な時間を過ごす。
そんな関係を心地よいと感じる人もいるだろう。
もちろん、これも人それぞれだ。
重要なのは、年齢ではなく二人がどんな関係を求めているかだと思う。
閉経後には身体の変化もある
一方で、閉経前後にはホルモン環境の変化が起こる。
その影響で性的な欲求が変化することもあるし、身体的な変化によって性交時に不快感や痛みを感じる人もいる。
逆に、妊娠への心配がなくなったことで心理的に以前よりリラックスできると感じる人もいる。
つまり、ここでも全員に共通する答えはない。
身体も気持ちも一人ひとり違う。
不快感や痛みが続く場合には、婦人科などで相談する選択肢もある。
閉経しても性感染症対策は必要
ここは出会い系口コミサイトとして触れておきたい。
閉経後は自然妊娠の可能性についての状況は大きく変わるが、性感染症のリスクまでなくなるわけではない。
新しい相手と性的な関係を持つなら、感染症対策を考える必要がある。
「妊娠しないから対策は必要ない」という考え方ではない。
特にマッチングアプリや出会い系では、それまで相手がどんな交際をしてきたのか完全には分からない。
年齢に関係なく、自分と相手の健康を守る意識は持っておきたい。
相手の希望を勝手に決めない
今回のテーマで最も重要なのはここだと思う。
「50代女性も性欲がある」
という話を、
「50代女性なら誘えば応じる」
という意味に変えてはいけない。
まったく別の話である。
相手が何を望んでいるかは、本人にしか分からない。
食事をしたいだけかもしれない。
恋人を探しているかもしれない。
再婚相手を探しているかもしれない。
性的な関係を望んでいないかもしれない。
プロフィールやメッセージ、そして実際のコミュニケーションから、お互いの希望を確認することが大切になる。
年齢より「その人」を見る
出会い系を利用していると、条件検索をすることがある。
年齢。
地域。
趣味。
目的。
便利な機能だ。
しかし、実際の人間関係は検索条件だけでは決まらない。
50歳と51歳でも違う。
同じ55歳でも全然違う。
人生経験も違えば、恋愛経験も違う。
結婚歴も違う。
そして性的な価値観も違う。
だから私は、年代別の記事を書く場合でも「50代女性とはこういう人たちだ」と断定するより、「こういう女性もいた」と実体験として書くほうが自然だと思っている。
出会い系だから聞ける本音もある
普段の人間関係では、性的な話をする機会はそれほど多くない。
会社の同僚に聞くようなことでもない。
友人同士でも話さない人はいる。
ところが出会い系では、恋愛やパートナー探しを目的としていることもあり、通常より踏み込んだ価値観について話す場合がある。
私はそこで、自分が持っていた固定観念と現実が違うことを何度も経験した。
今回の50代女性の話もその一つだった。
年齢を重ねても人を求める気持ちは残る
人は何歳まで恋愛するのだろう。
おそらく、そこにも決まった年齢はない。
50代でも恋愛する。
60代でも恋愛する。
それ以上でも誰かを好きになることはあるだろう。
そして恋愛には、精神的なつながりだけでなく、身体的な親密さを求める気持ちが含まれる人もいる。
年齢だけでそれを否定する必要はない。
同時に、求めない人の選択も同じように尊重されるべきだ。
まとめ|閉経と「親密になりたい気持ち」は別の話だった
出会い系で話した50代女性から、「閉経していても、たまには親密になりたいと思う」という趣旨の話を聞いた。
それが私には印象的だった。
閉経は身体に起こる大きな変化だ。
しかし、それだけで恋愛感情や性的欲求の有無が決まるわけではない。
50代だからこう。
閉経したからこう。
そんな単純な話ではないのだと思う。
性欲の強さも、求める関係も一人ひとり違う。
出会い系を利用するなら、年代についての先入観から相手を見るのではなく、目の前にいる一人の人が何を望んでいるのかを知ることが大切だ。
そして、お互いが同じ方向を向いているなら、年齢に関係なく新しい恋愛やパートナーシップは始められる。
私にとってこの女性との会話は、「年齢だけでは人の恋愛観は分からない」という、ごく基本的だけれど大切なことを改めて考えるきっかけになった。


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