今ではスマホを開けば数分で異性と知り合える時代になった。
Pairs、with、Omiai、タップルなどのマッチングアプリは当たり前の存在になり、恋人探しや結婚相手探しだけでなく、友達探しの手段として利用する人も増えている。
しかし、私が大学に入学した1993年はまったく違う時代だった。
当時を知る人なら分かると思うが、そもそも一般人がインターネットを使う環境自体がほとんど存在しなかった。
今回は、1993年当時の出会い事情を振り返りながら、「出会い系サイトは存在していたのか?」というテーマについて書いてみたい。
1993年はまだインターネット前夜
私が大学へ入学した1993年。
世の中はまだWindows95が発売される前だった。
パソコン通信という言葉はあったが、一部のマニア向けの世界だった。
スマートフォンは当然ない。
ガラケーすら普及していない。
携帯電話を持っている大学生もほとんど見かけなかった。
連絡手段は固定電話が中心だった。
友人の家に電話すると親が出る。
好きな女性に電話すると家族が出る。
今では考えられない世界だった。
メールも一般的ではない。
LINEもない。
SNSもない。
そのため、異性との出会いは基本的にリアルだけだった。
大学生の出会いの中心はサークル
1993年の大学生が異性と出会う場所。
その代表格がサークルだった。
テニスサークル。
スキーサークル。
軽音サークル。
旅行サークル。
大学生活を振り返ると、多くの恋愛がサークル内で生まれていた。
今のようにマッチングアプリで知らない相手と会う文化はない。
まずは同じコミュニティに所属する。
そこから自然に仲良くなる。
そんな流れが一般的だった。
大学に入ったらサークルへ入れと言われたのも、友人作りや恋愛の場だったからだ。
合コン全盛期だった
当時は合コン文化も強かった。
サークル同士。
大学同士。
アルバイト先の紹介。
友人の紹介。
人づてにつながる世界である。
今ならアプリで数百人のプロフィールを見ることも可能だが、当時は紹介してもらえる人数自体が限られていた。
だからこそ、一つの出会いの価値が大きかった。
電話番号を交換するだけでも大イベントだった。
現在のように気軽にブロックできる環境でもない。
一度つながると関係は続きやすかった。
出会い系サイトはほぼ存在しなかった
では1993年に出会い系サイトはあったのか。
結論から言えば、一般人が利用する出会い系サイトはほぼ存在しなかった。
理由は単純だ。
インターネット利用者が少なすぎた。
そもそもサイトを見る人がいない。
そのため現在のようなサービスは成立しなかった。
一部にはパソコン通信の掲示板や交流サービスが存在していた。
しかし利用者は限られていた。
大学生の大半は存在すら知らなかったと思う。
私自身も当時は聞いたことがなかった。
出会い系サイトが広がったのは1990年代後半
状況が変わり始めたのは1995年以降だった。
Windows95の登場。
インターネット接続の普及。
携帯電話の広がり。
これらが重なった。
1990年代後半になると個人ホームページや掲示板文化が生まれる。
そして徐々に出会い目的の掲示板も増えていった。
さらに携帯インターネットの時代が来る。
そこで出会い系サイト市場が一気に拡大した。
現在の大手出会い系サイトの多くも、この流れの中で成長している。
今の若い世代には想像できない時代
今の20代に1993年の恋愛事情を話すと驚かれる。
検索もできない。
SNSもない。
LINEもない。
マッチングアプリもない。
異性と知り合うには実際に外へ出るしかなかった。
大学。
アルバイト。
友人紹介。
サークル。
これが出会いの中心だった。
便利さだけで言えば現代の圧勝である。
しかし当時には当時の面白さもあった。
偶然性が大きかった。
どこで誰と知り合うか分からない。
そんなワクワク感があった。
もし1993年に今のアプリがあったら
たまに考えることがある。
もし1993年に今のマッチングアプリが存在したらどうなっていただろう。
おそらく大学生活はかなり違っていたはずだ。
出会える人数は圧倒的に増える。
遠距離の相手とも簡単につながる。
価値観の合う人を探せる。
便利だっただろう。
一方で、今ほど簡単に人間関係を切ることもなかった時代だからこそ、出会いを大切にしていた面もあると思う。
出会い系サイト利用者として思うこと
現在、私は実際に出会い系サイトやマッチングアプリを利用してきた。
会えたこともある。
会えなかったこともある。
良い経験もあれば失敗もあった。
しかし一つだけ言えることがある。
出会いの形は変わっても、人と人が関係を築く本質は変わらないということだ。
メッセージだけでは分からない。
実際に会ってみないと分からない。
これは1993年も2026年も同じである。
技術は進化した。
しかし恋愛そのものは大きく変わっていないのかもしれない。
まとめ
1993年、私が大学に入学した頃は、現在のような出会い系サイトはほぼ存在していなかった。
出会いの中心はサークル、友人紹介、アルバイト、合コンだった。
その後、Windows95の普及とインターネットの発展によって出会い系サイトが登場し、さらにスマートフォン時代になってマッチングアプリへと進化していった。
30年以上の変化を振り返ると、出会いの手段は劇的に変わった。
しかし、人を好きになる気持ちや誰かとつながりたい気持ちは昔も今も変わらない。
1993年を知る世代だからこそ、現在の出会い系サイトやマッチングアプリの便利さを強く実感している。


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