マッチングアプリを長く使っていると、恋人になるとは限らない。
一度会っただけで終わる人もいる。
友達のようになる人もいる。
何度かデートを重ねる人もいる。
そして、お互いの生活に深く入り込まず、限られた時間だけ会う関係になることもある。
私がタップルで知り合った女性とは、まさにそんな関係になった。
会うのは基本的に日曜日だけ。
平日に頻繁に連絡を取り合うわけでもない。
将来について語り合うような恋人でもない。
お互いに予定が合う日曜日に会い、親密な時間を過ごす。
いわゆる「セフレ」と呼ばれる関係だった。
当時の私にとっては都合がよかった。
おそらく彼女にとっても、ある程度そうだったのだと思う。
今回は、タップルで知り合った女性と「日曜日限定」の関係になった経験を振り返ってみる。
出会いは普通のタップルだった
最初から「日曜日だけ会う関係」を探していたわけではない。
タップルでプロフィールを見て、マッチングした。
メッセージを送る。
返信が来る。
何度かやり取りする。
最初はごく普通だった。
アプリで知り合った男女によくある流れだと思う。
話を続けているうちに、
「一度会ってみよう」
ということになった。
プロフィールだけでは分からなかったが、実際に会ってみると話しやすい女性だった。
最初から恋人を目指していたわけではなかった
今振り返ってみると、この関係が続いた理由の一つは、最初からお互いに恋人らしさを強く求めていなかったことだったと思う。
毎日LINEする。
週に何度も会う。
記念日を祝う。
将来について話す。
そういう一般的な恋人関係とは違った。
だからといって、会っていて嫌だったわけではない。
むしろ一緒に過ごす時間は楽しかった。
ただ、恋人として生活そのものを共有したいというところまでは進まなかった。
なぜか日曜日に会うことが増えた
最初からルールを決めたわけではない。
しかし何度か予定を合わせているうちに、自然と日曜日に会うことが多くなった。
「今週の日曜日は?」
「空いてるよ」
そんなやり取りが定番になっていった。
一度パターンができると楽だった。
平日はそれぞれ自分の生活をする。
そして予定が合えば日曜日に会う。
いつの間にか、日曜日が二人にとっての「会う日」のようになっていた。
恋人ではない。でも他人でもない
この関係を説明するのは少し難しい。
恋人ではない。
しかし、一度会っただけの女性でもない。
何度も会っている。
お互いの性格も少しずつ分かってくる。
一緒にいれば普通に話すし、笑う。
そして恋人ではないものの、身体的には親密な関係でもあった。
友達という言葉だけでも説明できない。
当時の私が「セフレ」という言葉を使っていたのは、そのためだった。
「日曜日限定」が意外と楽だった
この関係で特徴的だったのは、日曜日という一定のリズムだった。
毎日相手のことを考える必要はない。
次にいつ会えるのかと頻繁に確認する必要もない。
予定が合えば日曜日。
合わなければ次の日曜日。
非常にシンプルだった。
恋愛には、楽しい部分と同時に面倒な部分もある。
相手との連絡頻度。
会う回数。
予定の調整。
関係をどう考えているのか。
しかし、私たちにはある程度決まったパターンがあった。
そのため精神的にも楽だった。
「都合がいい」は悪いことだけなのか
「都合のいい関係」という言葉には、あまり良いイメージがないかもしれない。
一方が相手を利用している。
そんな状況なら確かに問題だ。
しかし、双方が同じ程度の距離感を望んでいる場合は少し違う。
私にとって日曜日に会えることが都合よかった。
彼女にも彼女の生活があり、この頻度が合っていたのだと思う。
重要なのは、片方だけが我慢していないことだったのだろう。
一方が恋人になりたいのに、もう一方が曖昧な状態を利用している。
それでは同じ「都合のいい関係」でも意味が大きく変わってくる。
日曜日以外は別々の生活
月曜日になれば、それぞれの日常へ戻る。
仕事をする。
自分の予定をこなす。
毎日長電話することもない。
頻繁にメッセージを送り続けるわけでもない。
今思えば、かなり独立した関係だった。
相手の生活をすべて知ろうともしていなかった。
彼女も私のすべてを知っていたわけではない。
それでも関係はしばらく成立した。
人間関係には、こういう形もあるのだと思った。
会う回数が増えると情も生まれる
ただし、完全に割り切れるかというと、そう単純でもなかった。
人間同士だからだ。
何度も会えば相手のことが分かってくる。
好きな食べ物。
苦手なもの。
機嫌のいいとき。
疲れているとき。
話したくないとき。
最初は「アプリで知り合った女性」だった人が、だんだん具体的な一人の人間になっていく。
そこには自然と情も生まれる。
これが恋人ではない親密な関係の難しいところなのかもしれない。
「セフレだから何でもいい」ではなかった
恋人ではないから相手への配慮が必要ない、ということにはならなかった。
むしろ曖昧な関係だからこそ、相手の意思を確認することは重要だったと思う。
前回会ったから、今回も会えるとは限らない。
以前親密になったからといって、次回も同じとは限らない。
その日の気分もある。
予定もある。
体調もある。
関係を続ける意思そのものが変わることもある。
過去の同意が次回の同意になるわけではない。
これは恋人でもセフレでも同じだ。
独占できる関係でもなかった
恋人ではない以上、相手の生活をどこまで知るべきなのかという問題もある。
誰と会っているのか。
ほかに好きな人がいるのか。
ほかの異性とも会っているのか。
気にならないと言えば嘘になることもあった。
しかし、相手を恋人として独占しているわけではない。
ここには微妙な境界線があった。
自由であることがこの関係のメリットなのに、親しくなれば相手のことが気になる。
人間の感情は、契約のようにきれいには整理できない。
安全面は軽視できない
こうした関係について振り返ると、安全面も大切だったと思う。
性感染症や望まない妊娠への対策は、相手との関係性にかかわらず必要になる。
恋人だから安全。
セフレだから危険。
単純にそういうことではない。
相手と必要なことを話し、避妊や感染症対策をする。
嫌なことは断れる。
相手の嫌がることもしない。
親密な関係を続けるなら、こうした基本的な部分のほうが「何と呼ぶ関係なのか」より重要だと思う。
タップルで出会ったことは入口にすぎなかった
彼女とはタップルで知り合った。
しかし、関係が続いた理由までタップルにあったわけではない。
アプリは出会うための入口だった。
そこから先は二人の問題だ。
一度会って終わる可能性もあった。
恋人になる可能性もあった。
友達になる可能性もあった。
結果として私たちは「日曜日に会う親密な関係」になった。
マッチングアプリでは、プロフィールを見ている段階ではその結末までは分からない。
恋人にならなかったから失敗でもない
以前の自分なら、
「恋人になった=成功」
「続かなかった=失敗」
のように考えたこともあったかもしれない。
でも実際には、そんなに単純ではない。
短期間でも楽しかった出会いはある。
恋人にならなくても印象に残る女性もいる。
長く付き合っても最後には別れることもある。
関係の名前だけで、その出会いが良かったか悪かったかは決められない。
彼女との日曜日もそうだった。
いつか関係は変わる
どんな関係でも、ずっと同じとは限らない。
仕事が変わる。
引っ越す。
恋人ができる。
生活リズムが変わる。
気持ちが変わる。
日曜日に会うことが当たり前だったとしても、いつかその習慣が終わる可能性はある。
だからこそ、曖昧な関係を「永遠に続くもの」と考えないことも大切だったのだと思う。
振り返ると、かなり特殊な日曜日だった
普通の日曜日なら、一人で出かけたり家で過ごしたりする。
しかし当時は、
「今週は会えるかな」
と考える日曜日があった。
恋人ではない。
でも会いたいと思う。
会えば楽しい。
そして月曜日には、それぞれの生活へ戻る。
そんな独特の距離感だった。
今振り返ると、恋人関係とは違ったからこそ記憶に残っているのかもしれない。
まとめ|「日曜日限定」という二人なりの関係だった
タップルで知り合った女性と、私は親密な関係になった。
しかし恋人にはならなかった。
自然と会う日は日曜日が中心になり、いつの間にか「日曜日限定」のような関係になっていた。
当時の私からすれば、かなり都合がよかった。
ただ、それだけで成立したわけではない。
相手にも意思がある。
相手にも生活がある。
双方がその距離感を受け入れていたから、しばらく続いたのだと思う。
そして、どんな関係でも相手を雑に扱っていい理由にはならない。
会うかどうか。
どこまで親密になるか。
関係を続けるか。
その都度、二人それぞれが決めることだ。
タップルは私と彼女が知り合った入口だった。
その先にできたのは、一般的な恋人とは少し違う関係。
日曜日だけ会う二人。
それもまた、マッチングアプリを利用していた時期の中で、妙に記憶に残っている一つの出会いなのである。


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