ユーブライドを始めてしばらくした頃、ひとりの女性とマッチングした。
プロフィール写真は控えめで、文章が丁寧な人だった。
最初の挨拶メッセージから、どこか落ち着いていて、
こちらの質問にも優しく返してくれる。
当たり前のようなやり取りなのに、なぜか気が合った。
1通の重みがあって、やり取りが楽しみだった。
メッセージを続けるうちに、相手のことが少しずつ見えてきた。
仕事、趣味、休日の過ごし方。
「ご飯を一緒に食べる相手がいれば嬉しい」という言葉が、妙に心に残った。
やり取りは自然と毎日続いた。
忙しい日は短くても、どちらかが必ずメッセージを送った。
そのリズムが心地よくて、俺はいつの間にか彼女の言葉を待つようになっていた。
ある夜、いつもより少し長めのメッセージが届いた。
(参考体験談)なぜユーブライド女子は東京から高崎駅まで来てくれたのか?距離を超えた大人の出会い
「いつも優しくて、無理して距離を縮めようとしないところが好きです。
もしよかったら…もっと特別な関係になりませんか?」
画面を見た瞬間、しばらく動けなくなった。
告白だった。
しかも、アプリ内で。
マッチングアプリでは、デートの後に気持ちを伝えることが多い。
けれど彼女は、会う前に“気持ちが固まった”と伝えてきた。
理由を聞いてみたら、
「文章でも、人柄が出るんだなって思いました。
私は安心できる人じゃないと無理なので…あなたなら大丈夫だと思ったんです」
そんなふうに言われたのは初めてだった。
画面越しなのに、胸の奥が少しだけ熱くなった。
告白を受けた後、ふたりのやり取りはさらに深くなった。
悩み相談や、子どもの頃の話までするようになった。
彼女は繊細だが、まっすぐな性格だった。
初めて会う日、待ち合わせ場所に現れた彼女は、
写真よりも柔らかい雰囲気で、照れながら「緊張してます」と言った。
その一言ですべてが繋がった。
ユーブライドという“文字だけの世界”から始まった関係でも、
本当に気持ちは伝わる。
告白の瞬間は、今でも忘れられない。


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