ユーブライドに登録したのは、勢いでも直感でもなく、「ちゃんと下調べをしてから」だった。
アプリ選びって、意外と人生の時間を使う。だから僕は、適当に始めて後悔したくなかった。
当時の僕は30代後半に差し掛かった頃で、いわゆる“アラフォー”。恋愛に対しても若い頃とは違う視点になっていて、「落ち着いた出会いがいい」「ちゃんと話ができる相手がいい」と自然に考えるようになっていた。
そのとき、検索結果の上のほうに必ず出てきたのがユーブライドだった。
まず僕が調べたのは、“アプリごとの年齢層”だ。
ペアーズやタップルは20代が中心で、写真のノリも若い。華やかさはあるが、「勢いで会う」みたいな空気も強い。
一方でユーブライドは、公式データでも口コミでも、30代後半〜50代の利用者が多いと書かれていた。僕自身、その年代のほうが会話や価値観が合わせやすいだろうと感じた。
次に調べたのは、「本気度」だ。
軽いノリより、落ち着いた出会いを求めるユーザーが多い——そんな印象を強く受けた。口コミサイトでも、
「ユーブライドは結婚寄りで、変に焦らされる感じがない」
「メッセージが丁寧な人が多い」
という意見が多かった。
実際、僕にとってもここが重要だった。「会う＝目的」ではなく、「話しながらお互いを知っていく」ことを大切にしているアプリのほうが向いていると思ったからだ。
さらに料金や安全性についても調べてみた。
ユーブライドは“真面目に使う人が課金する”タイプで、怪しい業者や冷やかしが少ないという口コミが多かった。実名登録ではないが、証明書の提出などの安全対策がしっかりしているのも安心材料だった。
そこまで確認して初めて、「これは自分に合うかもしれない」と思ったのだ。
登録を決めた理由は、「落ち着いた年代」「丁寧なやり取り」「変な人が少ない」という3点。
もちろん完璧なアプリはない。でも、少なくとも“恋愛にちゃんと向き合っている人が多い”という空気は、僕の中で大きな判断基準になった。
実際に登録してみると、下調べ通りだった。
写真が派手すぎず、文章がしっかり書かれている人が多い。年齢層もフィットしていて、メッセージのテンポも丁寧。無理に予定を詰める人もいない。
「落ち着いた大人の出会い」って、こういう雰囲気なのかもしれない——そう思えた。
あのとき、ちゃんと調べてから始めて良かった。
恋愛でもアプリでも、自分に合っている場所を選ぶのは大事だ。
ユーブライドは、僕にとってその“ちょうどよい場所”だった。
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