【体験談】東京から群馬へ。遠距離の彼に会いに行ったら見えた恋の温度差

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恋愛とは不思議なもので、理屈ではなく足が動く。
あの日の私は、まさにその典型だったの。

東京から群馬へ。片道2時間半。
普通なら少し躊躇する距離だけど、私は迷わなかった。
前日から服を選び、髪を整え、ネイルも塗り直した。
ただ会いたかった。ただ笑顔で「久しぶり」と言われたかった。
恋をしている時の女は、少しだけ強くて、少しだけ無謀だ。

電車の窓の外は流れる景色。
都心のビルが消え、工場、田んぼ、山。
景色が変わるたび、胸のドキドキが増していった。
「こんな遠くまで行くって、私すごいな」
「でも喜んでくれるかな」
そんな期待と不安が混ざって、スマホを握る手に少し汗が滲んだ。

到着駅で彼を探す時間は、5分だったか10分だったか。
でも、永遠に感じたの。
改札を抜けた先で、少し照れた笑顔の彼が立っていた。
その瞬間、2時間半の移動なんて一瞬で帳消しになった。

「遠かったでしょう」
「ううん。来てよかった」
その会話だけで幸せだった。

ランチに向かう車の中、助手席で流れるFMラジオ。
いつもより少し低い声で、仕事の愚痴をこぼす彼。
私にしか見せない顔だと思うと、胸がじんわり温かくなった。
恋は、特別扱いを感じた瞬間に深まる。

ただ、現実はロマンチックなことばかりじゃない。
帰りの夜の電車、暗い窓に映った自分の顔を見て思った。
「私は追いかけすぎていないかな」
「距離を埋めようとしているのは私ばかり?」
ふとよぎる不安が。
恋は甘いだけじゃなく、時々胸がチクリと痛む。

でも、それでも私は思う。
好きな人に会いに行くために、時間もお金も体力も使えること。
それ自体がもう、恋の尊さだと。
「遠距離だから無理」じゃなく
「遠距離でも会いたい」と思えた自分が誇らしい。

次に行く時は、少しだけ余裕を持とう。
彼に合わせるだけじゃなく、自分の気持ちも大事にしよう。
追う恋は苦しいけど、追った分だけ景色が鮮やかになる。
恋の記憶は、2時間半の電車よりずっと長く心に残る。

もしこの記事を読んでいるあなたが、同じような恋をしているなら、
無理をしすぎず、でも素直な気持ちは大切

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