同じ区に住む好きな人。近いのに遠い恋の緊張感を語る

恋愛ログ

好きな女の子と、まさかの「同じ区に住んでいる」。それを知った日は、胸がドキンと跳ねた。東京は広い。数百万人が暮らす街で偶然同じ区に住んでいるって、奇跡みたいだと思った。電車で40分離れた関係より、歩いて行けるかもしれない距離。近いのに遠い。会えそうで会えない。その絶妙な距離が、恋心をさらに燃やす。

最初に知ったのはプロフィール欄。区名だけサラッと書いてあって、「あれ?俺もそこなんだけど…」と気付いた。その瞬間、画面越しじゃなく、同じ空気を吸ってるんだと実感した。夜、いつもの散歩の道を歩きながら「この街のどこかに彼女がいるのか」と思うだけで、街灯がいつもより暖かく見えた。

会う話をした日なんか、手が震えた。LINEの返信を3回見直し、送り直して、結局シンプルに「今度お茶でも行きましょう?」だけ。送信ボタンを押した指は汗ばんでいた。既読がつくまでの時間が異様に長く感じて、1分で10分経った気がした。恋って、時間の流れまで変えるらしい。

結局、その日は予定が合わず流れた。でも、それで距離が遠のくどころか、むしろ心の中では近くなった。会えないからこそ想像が膨らむ。休日の午後にカフェで本を読んでるのかもしれない。スーパーで買い物してるのかもしれない。少し背筋を伸ばして、偶然会っても恥ずかしくない自分でいたいと思うようになった。

出会い系でマッチしただけの間柄でも、住んでいる街が重なると恋は急に現実味を帯びる。「すぐ会える距離」って大きい。遠距離なら考えない嫉妬や想像も増える。「誰か別の男とご飯行ってるかも?」そんな考えに焦る夜もあった。でも同時に、「努力すれば届く距離」だとも思った。自分を磨こうとジムに行き、ファッションも少し変えたんだ。好きな人が同じ区にいるって、人生を前向きに動かすエンジンになる。

まだデートはできていないし。でもゆっくりでいい。焦らず、丁寧に距離を縮めたい。急に押しすぎて嫌われるのは嫌だし、彼女のペースも大切にしたい。次に誘うならカフェか、夜の散歩でもいい。盛り上がらなくても、沈黙があってもいい。会って笑って、同じ空気を吸えればそれだけで十分。

恋は劇的な出来事より、日常の小さな偶然から始まる。
同じ区に住んでいる――それだけで、もう物語は動き出している。

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