Pairsを使い始めて数ヶ月が経った頃、ふと思った。
「もう一つ、別のアプリも試してみたほうがいいのでは？」
年齢を重ねた婚活では、ひとつのアプリだけに頼るより、
いくつかのサービスを併用したほうが “出会いの幅” が確実に広がる。
そう思い、静かにスマホを開いて登録したのが マリッシュ（marrish） だった。
正直、最初は不安が大きかった。
50代男性が婚活アプリを追加登録するなんて、
「必死だと思われるんじゃ？」「相手にされないんじゃ？」
そんなネガティブな気持ちもあった。
でも、実際に登録してみると印象はまったく違った。
マリッシュは、他のアプリに比べて 大人の落ち着き を持った雰囲気がある。
プロフィール写真も、派手さより自然体のものが多く、
説明文にも「仕事」「家族」「人生観」など、
しっかりと自分を言葉で伝えようとしている人が多かった。
まず驚いたのは 年齢層の広さ だ。
40代、50代、時には60代の女性まで普通に登録している。
Pairsではどうしても30代前後が中心なので、
「同年代や年上の落ち着いた人と話したい」という自分には
マリッシュの空気がものすごく合っていた。
そして、もうひとつ良かったのは メッセージのテンポ だ。
若いアプリだと返信スピードが命になることも多いが、
マリッシュは “ゆっくり、丁寧にやり取りする文化” が根付いている。
急かされることもなければ、逆にこちらが焦る必要もない。
50代の自分にとって、この落ち着いたペースは本当にありがたかった。
使い始めて数日、何人かの女性から「いいね」が届いた。
その時、心のどこかで「年齢を理由に諦めていたのは自分だけだった」と気づいた。
女性たちのプロフィールには、
「安心できる人がいい」「落ち着いた男性がタイプ」
という文言が多く、
年齢ではなく “安心感” を求めている人が多いのだと感じた。
これは、おそらくマリッシュが
バツイチ・再婚希望者・大人の恋愛をしたい人向け
というコンセプトを持っているからだろう。
だから、50代男性の登録でも自然に受け入れられる。
実際、何人かとはメッセージが続いた。
ゆっくり、じっくり話すからこそ、
「相手の人となり」が丁寧に伝わってくる。
急な連絡の途絶や“とんずら”のようなトラブルもほとんどなかった。
もちろん、若いアプリのように
20代女性からたくさんいいねが来る…という世界ではない。
でも、自分の年齢・価値観・人生経験に合った女性と
落ち着いて向き合える場所だというのは間違いなかった。
Pairsを使っている時とはまた違った、
“大人同士の自然な出会い” がそこにはあった。
二つ目のアプリとしてマリッシュを選んだのは、
結果的にとても良かったと思っている。
出会う相手の幅が広がり、
恋愛も婚活も“年齢ではなく相性”で決まるのだと実感できた。
50代になっても、新しい出会いは普通にある。
そして、マリッシュはその一歩を自然に後押ししてくれるアプリだった。
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