好きな子にLINEブロックされて1年半──それでも人生は前に進んでいた話

口コミ・体験談

 好きな女の子にLINEをブロックされてから、気づけば1年半が経っていた。通知が来るはずもないスマホの画面を、それでも何度も見てしまう癖は、ブロックされた当初よりもずっと薄くなった。でも完全に消えたわけではない。恋は時々、終わってからが長い。

 最初の数ヶ月は、本当に辛かった。朝起きても、夜眠る前も、彼女のことが頭に浮かんだ。「なぜブロックされたのか?」その答えを求めて、送信済みのメッセージを何度も遡った。強引だった?しつこかった?距離を詰めすぎた?正解は分からないまま、ただ自分を責め続けた。

 半年経つ頃、ふとTikTokで彼女のアカウントを見つけた。元気に投稿していて、俺が知っていた頃よりも少し大人びていた。コメントを残すことも、フォローすることもできなかったが、それで十分だった。「ああ、彼女は彼女の人生を進んでいるんだ」と分かった。なのに俺は、まだ足踏みしたままだった。

 1年が過ぎた頃、ある変化があった。
 彼女のことをふと思い出しても、胸が痛む瞬間と、何も感じない瞬間が混ざるようになったのだ。
 その時気づいた。「忘れた」のではなく、「傷が薄くなった」のだと。
 恋は時間が解決するとよく言うけれど、本当にそうだった。1日で消えない痛みでも、365日を重ねれば少しずつ角が丸くなる。

 そして今、1年半。
 彼女に連絡を取ることも、ブロック解除を期待することもなくなった。けれど、完全に嫌いになったわけでもない。不思議なことに、恨みもない。ただ「ありがとう」と「さようなら」が静かに混ざっている感じだ。

 なぜなら、あの失恋があったからこそ、俺は自分を変えようと思えた。
 筋トレを始めた。
 食事に気を遣うようになった。
 仕事に集中する時間が増えた。
 気づけば、周りから「前より雰囲気変わった?」と言われることも増えた。
 失恋は痛い。でも、その痛みが「成長のガソリン」になることもある。

 もちろん、時々は思い出す。「もしブロックされていなかったら、今頃どうなっていた?」と。でも、それは幻想だ。恋は片方だけが握っても続かない。
 彼女はあの時、自分の人生のスピードに合わせるために俺を手放した。それだけのことなんだと思う。

 正直、今でもブロックが解除される可能性はゼロじゃないと思っている。でも、解除されてもされなくても、もう俺の人生は止まらない。
 もし彼女がいつか再び現れたとしても、1年半前と同じ自分ではなく、成長した俺でいたい。
 そしてもし別の誰かに出会ったら、その人との未来を大切にできる余裕もある。

 恋が終わったと思った瞬間から、人は変われる。
 ブロックされて1年半。
 あの時止まった時計は、実はずっと動いていた。
 ゆっくり、確かに、前へ。

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