【17歳の夏】4つ上の従姉妹と交わした“秘密”。少し背伸びしたあの夜の記憶

恋愛心理

高校2年、17歳の夏。蒸し暑い風が吹く夜、私は父方の親戚の家に泊まりに行った。夏祭りの帰り、浴衣姿のまま帰宅した従姉妹・みほさんは、私より4歳上の大学生。落ち着いた声と、柔らかい雰囲気が大人っぽくて、当時の私にとって少し憧れの存在だった。

大人たちが縁側でビールを飲んでいる中、みほさんは「ちょっと涼もう」と私を2階の客間に誘った。扇風機の回る音だけが響く部屋。浴衣を脱いでスウェット姿に変わったみほさんは、床に座り込み、私に笑いかける。

「ねぇ、ここだけの話ね。」

そう言って、彼女は大学や恋愛の話、就活の悩みまで色々と話してくれた。私はまだ将来のことなんてぼんやりしていたけれど、大人の世界がこんなふうに不安と期待でできていることを初めて知った。

「高校って、楽しいうちに全力でやっときなよ。大人になると、楽しいけど責任も増えるからね。」

みほさんはそう言い、私の頭をくしゃっと撫でた。私は少しドキッとしながらも、嬉しくて顔が熱くなった。恋ではなかった。でも、初めて「異性として意識する」感覚に似たざわめきがあった。

夜遅く、親戚が寝静まった頃、私たちは窓から夏の夜空を眺めた。風鈴の音が静かに鳴り、遠くで打ち上げ花火の残響だけが微かに聞こえる。

「この話、お互いの胸の中にしまっておこうね。」

彼女の言葉に、私はこくりと頷いた。
それが“内緒話”の正体だった。

たいした出来事じゃない。でも、あのとき感じた距離の近さ、普段は聞けない大人の本音、そして胸の奥のざわめきは、今でも忘れられない。

今思えば、恋愛感情ではなく、**「大人の女性への憧れ」**だったのかもしれない。
出会い系で人と話す今の私のスタイルは、あの日学んだ「相手の話をちゃんと聴くこと」「本音で向き合う大切さ」から来ている気がする。

小さな秘密が、大人になる階段の一段目だった。
あの夏、私は少しだけ世界の見え方が変わった。

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