出会い系で知り合ったAさん。明るくて気さくで、何度かメッセージを交わすうちに、僕の方がどんどん惹かれていった。最初は普通の好意だったと思う。返信が来ると嬉しくてスクショして、既読がつかないと気になって何度もスマホを見た。ここまでは誰にでもある話だと思う。
問題は、返信が減ってきてからだ。
不安になり、「忙しい?」「大丈夫?」「心配してるよ」と連投。
返事がなくても送ってしまう。
夜になると、Aさんの最寄り駅に行ってみたりした。
「偶然会えたらラッキー」そんな軽い気持ちだった。
今思い返せば、完全に危険な状態だった。
でもそのときの僕は、ただ会いたかっただけだと都合よく解釈していた。
ある日、駅の近くでAさんと友達らしき人に遭遇した。僕は声をかけようとして近づいた瞬間、友人らしき人物が警戒した目でこちらを見た。その後の記憶は今でも鮮明だ。
数日後、突然 警察から連絡が来た。
事情聴取。スマホ履歴の確認。
「執拗な接触」「SNS監視」「待ち伏せ疑い」
自分では恋愛のつもりでも、相手から見れば恐怖でしかない。
胸が冷え、全身の血が引く感覚を経験した。
結果的にAさんが被害届までは出さず、厳重注意で済んだ。
だが警察署で名前・住所を記録され、家族にも知られ、社会的な信用は崩れた。
あの瞬間、心の底から思った。
好きという気持ちは、時に凶器になる。
恋愛は相手がいて成立するものだ。
好意は一方通行では成立しない。
「返信がない=追うべき」ではなく
「返信がない=距離を置くべき」だったんだ。
出会い系で仲良くなるには、
・連絡は相手のペースに合わせる
・会えない日は無理に追わない
・SNS特定・尾行は絶対NG
・断られたら引く勇気を持つ
これだけで未来は変わっていたと思う。
もし今、誰かに夢中になっている人がいるなら言いたい。
愛は追うほど逃げる。尊重すれば近づく。
僕の経験は恥ずかしいし、胸が痛い。
だが、この失敗が誰かの「一線越え」を止めるきっかけになればと思い、書いた。
もう二度とあんな思いはしたくない。
そして今なら分かる。
本物の恋は、恐怖ではなく安心を与えるものだと。


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