2000年代に人気がなかった出会い系サイトランキング|大手の陰に隠れたサービスを振り返る

出会えるアプリランキング

2000年代の出会い系サイトを振り返ると、今とはまったく違う世界だった。

スマートフォンはまだ一般的ではなく、携帯電話のブラウザからサイトへアクセスする時代。

1999年のiモード登場前後から携帯向けの出会いサービスが急増し、2000年代には非常に多くのサイトが存在していた。

自分も長く出会い系を見てきたが、当時を思い返すと面白い。

誰でも知っているサイトがある一方、

「そういえば、そんなサイトもあったな」

というサービスもかなり多かった。

そこで今回は、2000年代の出会い系サイトを振り返りながら、当時の大手と比較すると存在感が小さかった、あるいは現在では名前を聞く機会が少ないサービスをランキング形式で考えてみたい。

最初に重要なことを書いておく。

2000年代の各サイトについて、同一条件で比較できる正確な利用者数・アクセス数がすべて公開されているわけではない。

そのため、これは「当時の利用者数が少なかったことを証明する公式ランキング」ではない。

現在までの知名度、当時の大手との比較、筆者の印象などから振り返る考察ランキングとして読んでほしい。

第10位 ASOBO

現在でも名前を見ることがあるASOBO。

長期間運営されてきた出会い系サービスの一つだ。

しかし2000年代を振り返ったとき、誰もが最初に名前を挙げる巨大サイトだったかというと、自分の印象では少し違う。

当時は出会い系サイト自体の数が非常に多かった。

そのためサービスが存在していても、大手の陰に隠れてしまうケースは珍しくなかった。

現在まで残ったことを考えれば、「人気がなかった」というより、

超大手ほど目立っていなかったサイト

と表現するほうが正確だと思う。

第9位 メルパラ

メルパラも昔から存在する出会い系として知られている。

現在の比較記事でも名前を見るサービスだ。

ただし、ハッピーメールやワクワクメールなどと比較すると、知名度では一段下という印象を持つ人もいるだろう。

出会い系では利用者の多さが重要になる。

地方で検索したときに相手が少なければ、それだけで使いにくく感じる。

その結果、

「別のサイトも使ってみよう」

となりやすい。

大手がさらに大きくなり、中規模サイトとの差が広がる構造は昔からあったのだと思う。

第8位 華の会メール

華の会メールも長く続いているサービスだが、利用者層に特徴がある。

幅広い年代を狙う巨大サイトとは少し方向性が違う。

現在でも30歳以上を対象とするサービスとして紹介されることがあり、若者中心のサービスとは立ち位置が異なる。

これは弱点とは限らない。

むしろターゲットを絞ることで生き残る戦略とも考えられる。

2005年当時にも、出会い系市場の競争激化を背景として、特定層に対象を絞るサービスが出ていたことが報じられている。

つまり、

万人向けではない=価値がない

ではない。

ここはランキングを見るときに注意したいところだ。

第7位 ラブサーチ

ラブサーチも長期間名前を見る出会いサービスの一つ。

ただ、2000年代の出会い系を象徴する名前として考えた場合、スタービーチなどと比べれば存在感には差があったと思う。

それでも長期間サービスを続けること自体が簡単ではない。

2000年代はサイトが大量に登場し、その後消えていった時代でもある。

一時的に派手に利用者を集めることと、長期間運営することは別の能力なのだろう。

第6位 エキサイト系の出会いサービス

2000年代前半には、現在とは違う形の恋人・友達探しサービスが存在した。

エキサイトの出会いサービスもその一つで、当時の主要サービスとして扱われることもある。

その意味では「人気がなかったサイト」と単純に分類するのは難しい。

ただ現在の出会い系ユーザーが、

「ハッピーメール」

「PCMAX」

「ワクワクメール」

と聞いたときと同じ感覚で名前が出てくるかというと、世代によってかなり差があるはずだ。

インターネットサービスでは、

当時人気だったことと、20年後にもブランドが残ることは別

なのだと思う。

第5位 Yahoo!パーソナルズ

Yahoo!パーソナルズも2000年代のネット恋愛を考えるうえで外せない存在だ。

こちらも当時の主要サービスとして挙げられることがある。

したがって、本来「不人気サイト」と決めつけるべきサービスではない。

ただし現在の若い世代には、Yahoo!とネット恋愛サービスが強く結びつかない人も多いだろう。

サービスの知名度は、その時代のインターネット文化によって大きく変わる。

2000年代を知っている人と現在のユーザーでは、出会いサービスの勢力図そのものが違って見える。

第4位 地域限定型の小規模出会い系

ここからは特定サイトというより、当時大量に存在したタイプについて触れたい。

2000年代には、

「○○県で出会う」

「○○市の恋人探し」

といった地域色の強い小規模サイトも数多く見られた。

しかし出会い系は、利用者数が少ないと成立しにくい。

東京では相手がいても地方では数人しか表示されない。

ログインしている人がほとんど変わらない。

こうなると利用者は大手へ移ってしまう。

出会い系では規模そのものが強さになる。

第3位 完全無料を売りにした無名サイト

2000年代には「完全無料」を強調するサイトも大量にあった。

無料なら人気が出そうに思える。

しかし必ずしもそうではなかった。

出会い系サイトが社会問題化する過程では、サクラ、迷惑メール、悪質な料金請求なども問題になった。

そのため、

「無料だからとりあえず登録」

よりも、

「このサイトは本当に大丈夫なのか」

という警戒心を持つ利用者も増えていった。

結局、無料だけでは長期間の信頼を作れない。

これは現在のマッチングサービスにも通じる話だと思う。

第2位 広告だけ大量に見かけた無名出会い系

2000年代のインターネットを経験している人なら、

「広告では何度も見るのに、実際に使っている人を知らない」

という出会い系を覚えているかもしれない。

派手なバナー。

大量の広告。

刺激的なキャッチコピー。

しかしサイト名は思い出せない。

そんなサービスがいくつもあった。

これはある意味、2000年代らしい光景だった。

広告露出が多いことと、利用者から支持されていることは同じではない。

名前すら残らなかったサービスが大量に存在したことこそ、この時代の競争の激しさを表している。

第1位 短期間で消えた無数の小規模サイト

自分が「2000年代に人気がなかった出会い系」を考えたとき、結局1位になるのは特定のサイトではない。

名前すら現在まで残らなかった無数の小規模サイト

だと思う。

2000年代半ばには、すでに出会い系市場の成長鈍化と淘汰が報じられていた。

さらに2003年の出会い系規制法、2008年の法改正など、業界を取り巻く環境も大きく変化した。

サイトを作れば利用者が集まる。

そんな時代がいつまでも続いたわけではなかった。

利用者が集まらない。

男女比が崩れる。

広告費を回収できない。

信頼を得られない。

規制にも対応しなければならない。

そうして多くのサービスが消えていった。

逆に2000年代に強かったサイトは?

不人気側を見るなら、反対側も見ておきたい。

2000年代初頭にはスタービーチが非常に大きな存在だったとされる。

当時の資料を振り返る記事では、スタービーチ、エキサイト出会い、Yahoo!パーソナルズなどが主要サービスとして紹介されている。

また、現在まで続くハッピーメール、ワクワクメール、YYC、Jメール、イククルなども2000年代前後から展開されてきたサービスとして知られている。

さらにPCMAXも2000年代半ばから存在する。

現在のランキングでもワクワクメール、YYC、ハッピーメールなどが上位に登場している。

20年以上という時間を考えると、これはかなりすごい。

2000年代は「サイト選び」が今以上に重要だった

当時は現在ほど情報が整理されていなかった。

口コミを検索しても十分な情報が出ない。

運営会社をよく知らない。

料金体系も分かりにくい。

それでも広告を見て登録する。

そんなことが珍しくなかった。

だからこそ、大手サイトを選ぶ安心感は大きかったと思う。

利用者がいる。

長期間運営されている。

料金が分かる。

問い合わせ先がある。

今なら当たり前に確認する項目だが、2000年代にはサイトによる差が非常に大きかった。

「人気がない」と「悪いサイト」は同じではない

最後に、ここは強調しておきたい。

利用者が少ないサイトだから悪質とは限らない。

逆に利用者が多ければ絶対安全というわけでもない。

単純に広告力が弱かっただけかもしれない。

特定の年代や地域に絞っていた可能性もある。

サービス開始時期が悪かった可能性もある。

今回のランキングは、各サービスの安全性や善悪を順位づけするものではない。

あくまで2000年代という激動期を、

「大手になれなかったサービス」という方向から振り返ったもの

だ。

まとめ|2000年代は出会い系サイトの淘汰の時代でもあった

2000年代の出会い系を思い返すと、本当にたくさんのサイトがあった。

その中で現在まで名前が残っているサービスは一部しかない。

ハッピーメール。

ワクワクメール。

PCMAX。

YYC。

イククル。

Jメール。

こうした名前を現在でも見かける一方、当時存在していた多くの小規模サービスは消えていった。

2005年にはすでに業界の成長鈍化と淘汰が指摘されていた。

そして規制や本人確認などの環境も変わっていった。

だから2000年代を振り返るとき、本当に面白いのは「どこが1位だったか」だけではない。

なぜ一部のサイトだけが20年以上残り、その他の大量のサイトが消えていったのか。

ここに出会い系サイトの歴史がある。

今ではマッチングアプリという言葉が当たり前になった。

しかしその前には、携帯電話でアクセスし、掲示板を見て、メールを送っていた時代があった。

2000年代の人気がなかったサイトを振り返ることは、そのまま日本のネット恋愛がどのように変わってきたのかを振り返ることでもあると思う。

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